愛媛県文化ホール改修工事:仕組まれた入札!(6)

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1回目の入札では再入札では・・!
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元施工の操作卓電源は直流だった!
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2019年1月30日公告の「県民文化会館ホール客席照明改修外電気設備工事」の工事番号「建第12号の4」に添付されている「サブホール調光制御設備 特記仕様とシステム系統図」のうち、今回は「システム系統図」を掲載する。そのうえで、再入札の際に使用された「メインホールシステム系統図」も掲載し、何処が違っているのかご覧いただく。
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第1回目の入札時に使用されていたサブホールシステム系統図

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再入札に使用されたメインホールシステム系統図

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1回目の入札では「メインホール調光設備に関する図面はなかった」と愛媛県は本紙に対する回答で「入札中止分については、必要な調光器盤の改修図面が欠落していたため、図面はない」とあるが、欠落していたのではなく、調光制御設備に関しては調光操作卓を新設するが、既設の主幹調光器盤の中にある改造部分が「客席調光器6kw×22回路を直2kw×15回路へ改造、DC調光器盤用電源取出改造×1式、DC調光器盤 DC調光×6回路 ×1式」となっている。
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調光操作卓は新設するが、既設の主幹調光器盤は客席調光器6kwを改造し直流2kwに改造するということは、改めて制御盤を追加するということなのだろう。
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どのような方式を取るにせよ、図面変更は県当局の指示により設計事務所が変更することであり、設計事務所が勝手に仕様書を変更したり、システムズを変更することはない。
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再入札時の設計修正は、県の指示により削除していたメインホールの関連図面を整備し、その修正特記仕様書及びシステム系統図、各階の調光制御設備図が復活したが、特記仕様書にある内容はpanasonic仕様であるにもかかわらず、注記として「図中の仕様については制作会社を特定するものではなく また、その仕様については同等以上とする」と書き込みがあること自体、panasonic仕様であるが、他メーカーでも良いですよとも読める。
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