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ファーウェイ警戒・米国防長官代行が演説!
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シャナハン米国防長官代行は6月1日、シンガポールでのアジア安全保障会議で演説した。「中国は他国の主権を損ない、不信を生むような行動はやめるべきだ」と強く批判した。
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中国が経済、軍事の両面で影響力を強めている現状を受けた。トランプ米政権が掲げる「自由で開かれたインド太平洋」構想の実現に向け米国が恒久的に関与することを約束し、中国に対抗する姿勢を鮮明にした。
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会議の冒頭で演説したアメリカのシャナハン国防長官代行は、インド太平洋地域に関する新たな安保戦略を発表しました。
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シャナハン氏の演説は新たなインド太平洋構想を強調するため対中政策に力点を置いた。「どの国も単独ではインド太平洋を支配できないし、そうすべきでない」と述べ、名指しは避けたが、中国による南シナ海の軍事拠点化や国家主導での軍事・民間技術の窃取を非難した。「秩序に対抗するこうした行動を米国は拒否する」と言明した。
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「米国は中国を含む全ての国のためになる自由で開かれた国際秩序(の確立)に向け立ち上がる」と訴え、日本、オーストラリア、インドなどと連携する立場を示した。
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シャナハン長官代行は、「いずれの国家もこの地域を支配すべきではない」としたうえで、次のように述べ、南シナ海の軍事拠点化を進める中国をけん制しました。
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「中国は他国の主権を侵害する行動をやめなければならない」(シャナハン国防長官代行)
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また、北朝鮮問題については、「大きな脅威であり続けている」として、今後も経済制裁を継続する方針を強調しました。一方、中国からは国防相としては8年ぶりに魏鳳和国務委員兼国防相が出席していて、会議を通じてどのような主張を展開するか注目されます。
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「今こそ、北朝鮮の非核化に向けて一連の国連安保理決議を完全に履行し、米朝プロセスを後押しすることが極めて重要なのです」(岩屋毅防衛相)
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一方、岩屋防衛大臣は、先月の北朝鮮の短距離弾道ミサイルの発射について「安保理決議違反だ」と指摘し、「最も危険なのは、非核化に向けた国際社会の団結が緩むことだ」と述べました。
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