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大阪広域協組の動きは同時進行で!
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動きの究極は2018年7月に!
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2018年7月から始まった連帯逮捕。大阪広域協組と連帯の完全な対立は2017年11月の組合員福利厚生費の支払停止で決定的になったと言ってもよいだろう。
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2017年12月27日、建交労関西支部、生コン産業労働組合、UAゼンセン関西セメント関連産業労働組合の3労組は、関西生コン関連労働組合連合会から離脱すると宣言。この宣言で、連帯関生支部との共闘も解消となった。
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2018年2月1日、新淀生コンの2人目の代取に西井政一氏が就任した。西井氏と言えば連帯の武委員長とはある意味盟友であり、茶番劇の大阪兵庫生コン経営者会(藤中昌則会長・ナニワ生コン社長)の副会長でもあり、大阪セメントとも切っても切れない立場の人である。
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新淀コンクリート・会社謄本 役員欄
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この2018年1月、大阪兵庫生コン経営者会の藤中会長から大阪広域協組に2017年12月12日のバラセメント輸送のストなどの行動には賛同していないという文面である。連帯は、この文書はでっち上げだとしている。藤中会長は経営者会長を辞任し、会社も経営社会から奪回していた。
藤中社長の経営する㈱ワールドで、2003年10月から生コンの全量の輸送をコーイキリースに委託し、以来、継続契約をしていた。しかし、ワールドは2018年3月末にワールドを契約当事者から外し、全量輸送を内容としない契約にするとコーイキに通知したが、コーイキが拒否すると本契約を破棄し、4月からの発注を止めた。永和商店専属輸送のコーイキ輸送のコーイキ分会が連帯の看板を撤去したという。掲示板のビラも撤去したということは連休明けの出荷制限に耐えきれなかったということだろう。
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西井政一氏が経営する「㈱西井商店堺臨海生コンの工場で、2018年1月30日に工場長から「大阪広域協組から、関生支部組合員の日々雇用はできなくなった」と発言があり、2月1日以降日々雇用組合員の雇用を打ち切った。以降、何回かの交渉はあったが平行線のままで、「西井社長は大阪広域協組の指示に従えと言っているので組合の日々雇用組合員を雇用する事は出ない」という同じ答えであった。
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2018年は連帯にとって、魔の年と言って良いだろう。正に崩壊の足音が聞こえ始めたと言って良い。2019年も半分近くを継ぎてきた。大津地裁の裁判も順調に進み、大阪地裁も始まった。残るは京都生コン協組内の連帯分子の扱いだ。
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この2月1日に、西井社長は「新淀生コンクリートの社長に就任」したことは、あらゆる意味で「連帯・武建一委員長とは縁を切り」大阪広域協組と共同歩調を取るという意思表示でもあろう。ただ分からないことは、長年、住友大阪セメントと連帯のつなぎをやってきた政商とも言われる人が、現象面だけですべてを判読することは難しいだろう。本当に縁が切れたのか、まだつながっているのか、住友大坂セメントは今回の人事に介入したのか、新淀生コンの進む道は「勝手にどうぞ」というのだろうか。
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大人しくなればなるほど、その裏に隠れた真の目的が見えにくくなる。連帯ユニオン関生支部も組織が軋み始め、各地で脱退する企業があると聞こえてくる。武建一委員長も塀の外で物を言うのと、塀の中からモノを言うのとでは大変な違いがある。近酸運輸、共済ユニオンも仕事停止した。
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読者の投稿メールで、「関西生コン支部の学働館は北大阪生コンから無償で生コンを納入し建設したと逮捕された執行部役員から聞いた事があります。北大阪生コンへの圧力もあったと思われます。」とある。新淀生コンに対して、大阪広域協組は出荷停止などのペナルティは出したことがない。生コン業界は、昔から「強いものは媚び、生コン数量を出してくれる組織にはなびくという」傾向は現在でも続いている。各社、そのなかで生きる道を模索している。
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新淀生コンに在籍していると言われる武井委員長。新淀生コンが設立したときに旧大阪セメントが土地を現物出資したことと何か関係がありそうだが、詳細は見えてこない。この件については、あまり触れないほうが良さそうだ。利権のルツボに触ると火傷しそうだから。
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土地謄本 現物出資