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まだ残る火種!
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米軍が撤退すればISは12カ月以内に復活!
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ISのシリアにおける最後の拠点バグズは制圧したものの、幹部や戦闘員は今も地下に潜伏しており、軍事的圧力をかけ続けなければ復活する恐れがある。
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シリアで米軍が支援するクルド人主体の反政府勢力「シリア民主軍(SDF)」は3月23日、テロ組織IS(自称イスラム国)の最後の拠点だったシリア東部バグズを完全制圧したとして、「勝利宣言」した。
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10週間以上に及ぶ激しい奪還作戦の末、ISの支配地域を消滅させたと、SDFの報道官は言った。
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「SDFはISの完全な排除と100%のISIS領土の敗北を宣言する。(掃討作戦で犠牲になった)数千人の殉教者を追悼する。彼らの努力がこの勝利を可能にした。#SDFDはISISを撃破した」と、ムスタファ・バリ報道官は3月23日にツイートした。
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SDFの勝利宣言に先立つ3月22日、ドナルド・トランプ米大統領は報道陣の前でシリアの地図を示しながら、ISIS支配地域を完全に制圧したと発表。同日、ホワイトハウスも勝利宣言した。
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その日、トランプはこうツイートした。「ISISはほかの誰よりもインターネットを巧みに利用する。だがISISのプロパガンダを信奉するすべての若者が今、散々な目に遭っている。ISISについて褒められることなど皆無だ。奴らは今後も言葉巧みに勧誘しようとするだろうが、しょせん負け犬で、虫の息だ。君たちはよく考えろ、自分や家族の人生を台無しにする前に」
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遂に最後の拠点を制圧したとはいえ、ISの脅威がなくなるには程遠いという見解を、SDFのキノ・ガブリエル報道官は示した。
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「この勝利はわれわれだけでなく、世界全体にとっても大きな節目だ」と、ガブリエルは米紙ニューヨーク・タイムズに語った。「しかしISはまだ終わっていない。確かに地上にいる戦闘員は掃討されたが、(地下に潜伏する)ISの脅威は世界各地に残ったままだ」
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ISの最高指導者、アブ・バクル・アル・バグダディを含むISの主要幹部は、今も行方が分かっていない。
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SDFと同様、中東を管轄する米中央軍のジョセフ・ボテル司令官も2月に米CNNのインタビューで、ISとの闘いは終結には程遠いと警告した。
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「(ISISには)今も指導者や戦闘員、工作員、支援者がいる。そのネットワークを封じ込めるには、今後も軍事的圧力をかけ続ける必要がある」
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トランプは2018年12月、ISISに勝利したとしてシリアから米軍を全面撤退させると表明。だが米国防総省が2月4日に発表した報告書は、米軍が撤退すればISは12カ月以内に復活し、支配地域を奪還する恐れがあると指摘した。国内外からの反対を受けたホワイトハウスは2月21日に方針を転換させ、米軍約200人の駐留を継続すると明らかにした。
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