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「パトリオット」の売却も困難に!
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米国防総省のサマーズ報道官代行は3月8日、トルコがロシア製の最新型防空ミサイルシステム「S400 」の調達を進めれば、「米国との軍事関係に重大な結果が生じる。F35 を調達できなくなるだろう」と述べ、最新鋭ステルス戦闘機F35の売却は中止になると警告した。国防総省で記者団に語ったもので、サマーズ氏は、米国製の迎撃ミサイル「パトリオット」の売却も困難になると指摘し、トルコ側に調達の再考を迫った。
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トルコは、F35の国際共同開発に参加している。だが、トルコがF35の導入決定後に、S400の調達方針を表明したことから、米政府や議会では、ロシアにF35の性能情報が流出しかねないとの懸念が広がっている。
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米国とトルコは、シリア問題で連携の強化を目指すが、S400が両国関係の火種になる可能性が高まっている。
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