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自分が作ったシステムではないが!
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集めた金は独り占めにできる!
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悪は誰だの最終回である。
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洛南生コン協組は、京都連合会の中でも「連帯労組と一番縁がないように見えるが、水面下では一番悪賢く動いていた人間がいた。その名は“中村壽成”専務理事」だ。
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連帯にとって、加茂生コンが1m3あたり定価の5000円引きで奈良商圏で越境販売を潰せたこと、価格値上げのとき洛南生コン協組にとっては余計売れなくなることに配慮した連帯(湯川副委員長や久貝理事)は、京都(中央生コン協組や京都生コン協組)が手持ちの中から洛南生コン協組に物件を出すと約束し、値上げに同意させた。
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その物件を出す約束は現在も実行中であり、平均3000m3は下らない。しかも、大半は中村専務理事の会社(眞成生コン)にいっている。物件を出しているのは、中央生コン協組である。
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湯川副委員長の指令で、洛南生コン協組の販売会社である「南部生コン販売」は借金もあり、開店休業状態にすることにし新たに「京(みやこ)商事を立ち上げ、代取りは中村壽成が就任、新たに販売会社として「京都生コン販売」を立ち上げた。
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洛南生コン協組は販売組織を持ち、ご他聞にもれず、登録販売店方式をとっている。もちろん登録店は保証金を積んでいる。数量の大小にかかわらず登録店を通さないと売買できないのだ。
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洛南協組の流通
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建設会社 → 販売商社 → 京都生コン販売 → 洛南生コン協組
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それでは、京(みやこ)商事は何をする会社なのか。販売商社と洛南協組の販売会社・京都生コン販売の間に入り(商社が伝票を切るわけではない)手数料を取り湯川副委員長へ払う集金会社なわけだ。早く言えば、ピンはね会社ということになる。
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湯川副委員長の新たな資金源となったのだが、湯川副委員長は逮捕され、手数料方式の金額は「京商事・中村壽成社長」に入ってくるが、金は入ってくるが、渡す相手が警察に拘束され、1円もわたっていないはずである。金額は、毎月500万円台であろう。
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中村専務理事、洛南生コンクリートの実質支配者であり、京都生コン販売の社長であり、京商事の社長でもある。言い換えれば、洛南生コン協組は中村氏のさじ加減でどうにでもなると言っても過言でない。
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この集金システム、動き始めたら「金を生む打出の小槌」なのだ。受け取る相手は今塀の中、裁判はこれからで「有期刑ならどう払うつもりなのか。満期出所まで中村専務が保管しておくのだろうか。そうなると、税務申告はどうなるのか」、この一件には京都生コン協組の久貝理事は介入できないはずだ。
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中村専務は、連帯とは一切関係ないと言っている様だが、言葉で否定しても所轄宇治税務署や国税に対し同じ言葉が吐けるだろうか。
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