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ファーウェイ副会長問題で失言連発!
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カナダのトルドー首相は26日、マッカラム駐中国大使を解任したと発表した。
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マッカラム氏は先に、カナダで逮捕された中国通信機器大手・華為技術(ファーウェイ)の孟晩舟副会長=保釈中=の身柄引き渡しを米国が求めている問題で、中国寄りとみられる発言を繰り返し、内外に波紋を広げていた。マッカラム氏は米国への身柄引き渡しは回避できる可能性があると発言し問題視されていた。
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トルドー氏は声明を出し「昨夜、マッカラム氏に中国大使の辞任を求め、辞表を受理した」と公表した。
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大使は1月22日、中国系メディアと会見し、米国への身柄引き渡しの可否をめぐる審査で、孟氏は送還回避へ「強力な主張ができる」と言及。米中貿易交渉に絡めトランプ米大統領は政治的思惑でカナダに孟氏の逮捕を求めたと主張すれば抵抗は可能と進言してみせた。
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ファーウェイ問題でカナダ政府は「司法の独立」を強調してきた。大使自ら司法に介入しているかのような発言で、物議を醸していた。
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マッカラム氏は24日、自分の発言は「失言だった」と認めたが、トルドー氏はその際には解任の必要はないとの見解を示していた。トルドー氏は26日の声明で「マッカラム氏は私の求めに応じて辞任した」と説明している。
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