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複数の職員が係わっている!
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宇治廃棄物処理公社の職員が、廃棄物の処分料金など、およそ700万円を横領したことが分かり、宇治市役所で会見が行われた。宇治廃棄物処理公社の事務局長らが出席して行われた会見によると、公社の経理担当の44歳の男性主任が、平成28年1月からことし11月までの間、ごみ搬入者から受け入れた廃棄物の受付処理を行わず、廃棄物の処分料金240件600万円、リサイクル有価物の販売代金30件100万円、合わせておよそ700万円を横領したと言う。
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11月12日に別の職員が受付処理をやり直そうとしたところ、元データがなく、不正な入力を行って、処分料金が横領された疑いのあることが分かった。
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公社が調査したところ、おととしから先月までの間に▽廃棄物の処分料金や▽再利用できる金属などの売却代金のあわせておよそ700万円を複数の職員が着服した疑いがあることが分かったということです。
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経理担当の44歳の男性主任が主導し、一部を他の職員も不正を知りながら金を受け取っていたとみられるということです。
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公社の聞き取りによると、他の複数の職員も関わっていると見られ主任は「ローン返済などにあてていた」と横領の大筋を認めているという。
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公社では、宇治警察署に相談し今後、捜査が進むということです。宇治市の山本正市長は、「二度とこのようなことが起こらぬよう徹底した事務の点検や見直しを強く求め、市民や関係者に心からお詫びします」とコメントした。公社は被害届の提出などを検討するとともに関係者を処分する方針です。
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