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浜松にも「看板問題」著書違うと反論!
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自民党は余裕「勝手に野党とやってて」!
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収支報告、相次ぐ訂正=ずさんな管理浮き彫り!
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片山さつき地方創生担当相は11月6日の記者会見で、2014年と16年の政治資金収支報告書に計20万円の収入の記載漏れがあり、訂正したと明らかにした。秘書が交代し、引き継ぎにミスがあったと説明。他にも記載漏れなどを確認し、近く訂正するという。片山氏は10月にも業界団体からの寄付が未記載だったとして収支報告書を訂正しており、資金管理のずさんさが浮き彫りになった。
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今回漏れていたのは、片山氏が代表を務める政治団体「自民党東京都参院比例区第25支部」への入金。14年に自民党埼玉県連から、16年に西川公也元農林水産相の政治団体から、各10万円が支出されていた。いずれも2日付で訂正した。
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片山氏はまた、16年参院選に際し、所属する二階派から受けた100万円の活動資金の記載が漏れていたとも明かした。片山氏の事務所によると、他に訂正が必要な案件が複数判明している。
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片山さつき地方創生担当相は9日の閣議後の記者会見で、政治資金収支報告書への記載漏れが相次いで発覚したにもかかわらず、訂正の届け出が遅れていることについて「こちらが領収書を保管しておらず、先方の保管で確認できればと(考えている)。かなり前の年(の献金)まで及んでいる」と釈明した。その上で「大変申し訳ない。近いうちに結果が出せると思う」と語った。
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「政治とカネ」の問題を野党に追及されている片山さつき地方創生担当相が、7日の国会審議で公職選挙法違反の疑いがあると指摘を受けた自著名と顔写真、名前が記された看板を、浜松市にも設置していたことが分かった。9日の衆院内閣委員会で、国民民主党の後藤祐一議員が「看板問題」第2弾を指摘した。
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片山氏は7日の質疑で、写真付きの大きな看板がさいたま市に3年近く設置されたままだと認め、「たぶん(同じ看板は)ここしかないと思う」と述べていたが、JR浜松駅前にも看板があると認めた。7日の答弁と食い違い、「虚偽答弁だ」と追及されたが、片山氏は「その書籍の看板と同じものはここ(さいたま)にしかないと、明確に申し上げた」と反論。2つの看板に記された著書が違うためだが、言い訳めいた主張に野党は反発を強めた。
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一方、無所属の今井雅人氏は、片山氏が作成したカレンダーを無償で受け取った人物がいるとして、有権者への寄付を禁じた公選法に抵触すると指摘したが、片山氏は「事実上の広報ビラ」として金銭的価値はないと、反論を続けた。
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国税庁への口利きと100万円授受疑惑を皮切りに、不透明な政治資金や公職選挙法違反の疑いのある看板の設置などで追及されている片山さつき地方創生相。9日の衆院内閣委員会でも、苦しい答弁が続いた。
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焦点となったのは、国税庁への口利きで会社経営者のX氏から100万円を受け取ったとされる税理士のN氏が、過去に片山氏の私設秘書であったかどうかだ。片山氏は、税理士N氏が私設秘書であることを否定していたが、国会から片山氏の私設秘書として通行証を発行されていたことが発覚。この日も、税理士N氏が私設秘書だったことを認めるよう野党から繰り返し追及された。
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ところが片山氏は、「私は秘書として契約したこともなく、給与報酬などを払ったこともなく、私が指揮命令する立場にあったこともない」と強弁し、時には笑みを浮かべながら野党の追及をのらりくらりと回避。今井雅人衆院議員が片山氏の事務所が国会に通行証の貸与をどのように申請したのかについて質問したときも、片山氏はあいまいな答弁を連発。とうとう委員長の牧原秀樹衆院議員(自民党)が. 「明確に答えてください」と指示したことで、片山氏がようやく「私設秘書として申請したと理解しております」と答弁した。
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疑惑はまだ残されている。週刊朝日(オンライン版)が6日にスクープした記事では、片山氏が代表を務める政治団体「山桜会」の元幹部が、税務調査を受けた会社経営者X氏から2015年に相談を受けた後、元幹部が片山氏の事務所に対応するよう依頼する文書を送っていたことを報じた(資料参照)。この文書について片山氏は「必死に探したけど見つからない」と説明したものの、元幹部からの依頼で、会社経営者X氏に税理士N氏を紹介したことを認めた。
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防戦一方の答弁の連発に、与党もあきれ気味だ。委員会終了後には、ある与党議員は「今日は何も話さないよ」と、片山氏をかばうことなく足早に立ち去った。
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一方の野党は、「政治資金を身内に還流して、ビジネスをしていると思われても仕方のない金の流れだ。徹底的に追及していく」と鼻息が荒い。
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だが、これほど連日ニュースで取り上げられ、片山氏の辞任は時間の問題かと思いきや、自民党は意外にも余裕を持っている。自民党国対関係者はこう話す。
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「炎上は想定内。もともと片山さんは内閣府の大臣で重要法案を持っていない。
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野党に法案を盾に審議拒否されることもないので、『内閣委員会で勝手に野党とやってて』という感じ」
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それでも、今ののらりくらり答弁で国会を乗り切れるのか。
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「口利きを依頼した業者は自民党の支援者で、もう話はついていると聞いた。それに片山さんは二階派。前に同じ派閥の今村復興相が失言問題で辞任したとき、二階さんはずいぶんと安倍さんに怒っていた。今回、片山さつきの首を切ったら『また守らなかった』と怒りを買うだろう。それで放置している」
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片山さつき地方創生担当相は9日午前の衆院内閣委員会で、国税庁への口利き疑惑に絡み、会社経営者から100万円を受領したとされる税理士に秘書用の国会通行証を貸与していたことについて、「軽率だった。大変反省している」と釈明した。
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一方、この税理士は秘書ではないと改めて説明した。
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