米FRBが利上げ:新興国から資金が流出!

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米国に集まる流れは続いている!
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年内さらに2回「利上げ加速」示唆!
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米国の中央銀行であるFRB(連邦準備制度理事会)は6月13日(日本時間14日午前3時)、事前の市場予想通り、0.25%の利上げを発表しました。具体的にはFF金利の誘導目標を1.50~1.75%(中心1.625%)から1.75~2.00%(中心1.875%)へ引き上げた。
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利上げ自体は予想通りで、市場の注目点は利上げの有無ではなく、今後の追加利上げのペースに移っていた。「利上げ加速の見通し」が出るか、「利上げにやや打ち止め感」が出るか、そこが注目点であった。
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FRBは、年内さらに2回の利上げ見通しを公表。
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今後の利上げペースを考える上で市場が注目していたのは、以下の2点。
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(1) FOMCメンバーは、年内何回利上げがあると予測しているか.
(2) FOMC声明文、パウエルFRB議長の記者会見は、タカ派(追加利上げに積極的)か、ハト派(追加利上げに消極的)か
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FOMCメンバー予測(中央値)による、年末のFF金利の予測(中央値)は、3月時点の予測よりも0.250%引き上げられ、2.375%となった。年内、さらに2回の利上げが予測されていることになる。
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従来の見通し(年末FF金利中央値2.125%)では、2018年の利上げは3回(3月・6月の実施分も含めた合計)だったが、今回、4回に引き上げられた。利上げ加速が示唆されたことを受けて、為替は一時、ドル高(円安)に動いた。
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ただし、その直後にドルは売られた。米国が中国に対し制裁関税を発動すると一部報道があり、米中貿易摩擦が激化する不安からドルが売られた。日本時間で14日午前6時20分時点では1ドル0.34円と、ほぼ利上げ発表前の水準に戻っています。
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パウエルFRB議長の発言はややタカ派トーン。
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FOMC声明文のパウエルFRB議長のコメントでは、米景気・雇用の現状が強く、利上げをさらに続ける見通しが示されており、ややタカ派と取れる内容だった。
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米ドル、米国株は堅調だが、低信用国の通貨が大きく下がっていることだ。トルコリラは、トルコ中銀が利上げしたことでいったん反発したが、また上値が重くなっています。それ以外の新興国通貨は下落トレンドが続いています。
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米金利上昇の副作用として、低信用国の通貨・国債がさらに売られるようだと、「新興国危機」が意識されるリスクもあり、今後、トルコ、アルゼンチン、メキシコ、ブラジル、ベネズエラなど対外負債の大きい新興国の通貨がどう動くか、注目される。
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