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細田派は岸田派と接触!
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石原派と旧谷垣Gは一線を画す!
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秋の自民党総裁選へ向け、党内の各派閥がにわかに動きだした。
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安倍晋三首相(党総裁)の3選出馬が確実視される中、首相出身派閥の細田派が岸田文雄政調会長を領袖とする岸田派に接触。内紛が収束した額賀派
は新体制への衣替えで影響力挽回を図る。
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「定期的にやっていこう」。細田派の塩谷立会長代理は2月7日夜、岸田派の望月義夫事務総長らと会談し、総裁選での連携を念頭に、今後も会合を重ねるよう呼び掛けた。
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両派幹部による会談は首相の意向によるものだ。これに先立つ1月25日夜、首相は岸田氏とふぐ料理に舌鼓を打った。投票権のある党所属議員は400人超で、首相の基礎票は細田、麻生、二階3派の計197人。これに岸田派の46人と首相支持の無派閥議員などを加えれば、国会議員票の基盤は一層強固となる。岸田氏は総裁選対応について言質を与えなかったとみられるが、会食は2時間に及んだ。
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議員票に比べ見通せないのが党員票だ。2012年の総裁選で石破茂元幹事長を下回った首相は「石破氏に政権批判票や地方票が集まることを警戒している」(党幹部)という。首相が野田聖子総務相の出馬を容認するのは、議員に加え党員の反安倍票を分散する意味合いもある。
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石破氏とは憲法9条改正案をめぐり対立している。党本部は4月に改憲をテーマに地方議員向け研修会を開催し、首相も講演する。首相の意向とされ、改憲に協力を求めることで、総裁選で国会議員票と同数が配分される党員への支持を広げたい考えだ。
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岸田氏は最近、所属議員を50人以上に増やすとともに、地方行脚の日程を入れるよう側近に指示した。総裁選へ勢力拡大と存在感発揮が狙いだ。
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派内は、3選した首相から譲り受ける禅譲論と初出馬を目指す主戦論が交錯している。主戦論は首相に続く2位となることで「ポスト安倍」一番手の資格を内外に示す意を含む。1月15日夜、麻生太郎副総理兼財務相との会食。総裁選に4度挑戦した麻生氏から「2番になる方法を教えてやる」と誘い水を向けられた岸田氏は「出馬はまだ分からない」と曖昧に答えた。
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一方、石破派は2月5日に大阪市内でセミナーを開催。講演した石破氏は党大阪府連が首相と連携する日本維新の会との対決を強いられていることを念頭に「苦しい立場の人のお手伝いができれば」と語った。首相への不満を抱える地域を中心に回り、党員の支持拡大に注力する考えだ。
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総裁選では改憲を首相との対立軸に据える構え。11日のラジオ日本の番組で「争点になるのは実に望ましい」と述べた。
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額賀派は3月にも竹下亘総務会長へ代替わりし、新体制で総裁選に臨む。石破派の中西哲参院議員は参院額賀派にも参加しており、両派連携の可能性もささやかれる。首相支持か他候補を推すか。フリーハンドを握ることでその後の人事などで影響力を高める思惑もあるとみられる。
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石原派と旧谷垣グループは7日に幹部が会談し、将来的な合流も視野に3月から合同勉強会を開くことを決めた。旧谷垣グループからは「首相とは路線が違う」として、「反安倍」勢力の糾合を目指す声も出ている。
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自民党の石破茂元幹事長は2月18日のラジオ日本の番組で、「憲法もそうだが、党内で積み上げたものを無視した形で、『自分はこうなんだ』とやるのが時々ある」と述べ、安倍晋三首相の政治姿勢を批判した。
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憲法9条改正をめぐり、1、2項を維持した上での自衛隊明記案を掲げる安倍首相に対し、石破氏は2012年の党改憲草案に沿って、交戦権を否認する2項の削除を主張。党内論議を積み重ねた草案を重視する姿勢を打ち出しており、改めて首相の政治手法に疑義を呈した形だ。
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昨年の衆院選で、安倍首相が消費増税の税収増を使った教育無償化を打ち出したことについても、石破氏は「車のラジオで聞いて、ひっくり返って驚いた。そんな話は聞いたこともない」と、安倍首相の政治手法に首をかしげた。番組は6日に収録された。
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