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あり得ないことが起こった・忖度の結果?
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売ってくれないという勝手な理由が通ることが決まったようだ。京都府市保健環境研究所の新築電気設備工事で、落札業者「五島電気建設・尾形電気工事JV」が当時見積もった電材商社ニシムラが売却するという約束の元、低入札に持ち込んだが、落札結果が出る前にニシムラは見積もった電材機器類を五島電気建設JVに対し売却できないと断ったがその事実を京都府に通知せず、低入札であったが議会承認を受けた。
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さてこの先どうするのかと成り行きを見ていたが、五島電気建設JVは色々の電材機器販売商社に声をかけたが府内業者は応ぜず、ついには「府外業者からの購入を認めてほしい」と京都府建設交通部営繕課に泣き付いた。普通なら、京都府は落札通り府内業者でと一蹴するのが当然なのが、イエスとも言わず、ノーとも言わず時間だけが経過してきた。
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この間、京都府議会の議員からこの落札案件について、一言も疑問が呈されないのは何故なのか。本紙には匿名ながら、「京都府は府外業者からの購入を認めるはず」と言い、別な状では「議会内部からも異議は出ないだろう」という。そして共通した内容は、忖度という言葉だ。
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そういえば、落札JVには忖度に繋がる人が居るようだ。圧力がかからなくても、勝手に解釈し落札業者の意向を汲もうという京都府建設交通部が問題であろう。
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電材は因幡電器産業㈱(大阪市北区)、制御盤類は大正電機製造㈱(滋賀・草津市)、パナソニック製品は福西電機㈱(大阪市北区)に発注するだろうし、京都府も認めるのだろう。
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この前例は、特別なことがない限り、京都府の低入札において落札決定、議会承認後であっても「売ってくれないから」という理由で、今後も認めることになる。この「建設資材、空調機器類、電材機器類であっても」同じだ。
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このような前例が出来たことで、新年度から叩き合いが始まり「低入札調査が続出しても、京都府は拒み切れないことになる」のだが、さてどうする。忖度が絡まらないJVは全て排除するが、忖度が絡むJVには手心を加えるという事か。
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今後の入札が面白くなりそうだ。
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