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官製談合防止法違反!
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前副市長・吉川宏幸!
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建設美工房たかはし・高橋正明!
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高知県南国市発注の遊歩道補修工事を巡り契約金額に関する情報を建設業者に漏らしたとして、高知県警捜査2課は1月18日、官製談合防止法違反の疑いで高知県南国市の前副市長、吉川宏幸容疑者(64)を逮捕し、公契約関係競売入札妨害の疑いで、情報を受け取った「建設美工房たかはし」(南国市)の会社役員、高橋正明容疑者(52)を逮捕した。同日市役所を家宅捜索した。捜査2課は2人の認否を明らかにしていない。
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吉川宏幸容疑者は南国市の建設課長などを務めた後、再任用を経て平成28年1月に副市長に就任。任期途中の昨年10月、「一身上の都合」を理由に辞職していた。
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吉川宏幸容疑者の逮捕容疑は、再任用で市商工観光課に務めていた27年6月中旬ごろ、市発注の「瀬戸の滝遊歩道補修工事」を同社に受注させるため、契約金額に関わる書類を「建設美工房たかはし」の高橋正明容疑者に渡し、公正な入札を妨害したとしている。
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19日に会見を開いた南国市は、再発防止に努める方針を強調した。談合の対象となったのは市が随意契約を認めている130万円以下の工事で、3社の相見積もりをとった上で随意契約を結ぶことになっているが、吉川容疑者は120万円前後の書類を3通作成して高橋容疑者に渡し、高橋容疑者は最も低い金額の書類を提出して契約を結んだものと見られている。県警は20日にも両容疑者を送検して捜査を本格的に進めるとしている。
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捜査2課は吉川容疑者が主導し、何らかの見返りを得た疑いがあるとみて収賄容疑も視野に調べる。
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