.
手続きは最長20営業日要する可能性!
.
.
ソフトバンクグループなどで構成する投資家グループは、配車サービスの米ウーバー・テクノロジーズの株主に対し、直近の評価(690億ドル=約7兆6700億円)を30%下回る価格で株式を買収する提案を行っている。
.
条件の非公開を理由に関係者が匿名を条件に語ったところでは、投資家グループは480億ドルという評価に基づき、60億ドル余りを投じてウーバーの既存株主から株式の公開買い付けを行う。ドラゴニア・インベストメント・グループやゼネラル・アトランティックを含むソフトバンク連合は、買い付けが成立すれば、既存株主からウーバー株の14%以上を取得することになり、10億ドル規模の直接投資を合わせると大株主になる。買い付けが完了した段階で、ウーバーの取締役会で2つの議席を獲得する見通し。
.
ソフトバンクからの投資を確保することは、就任間もないウーバーのダラ・コスロシャヒ最高経営責任者(CEO)にとって最優先課題となっていた。直近の評価を30%下回るとはいえ、今回のオファーは、多くの初期投資家にとってはかなりの予期せぬ収入を意味する。ただ、十分な数の株主が売却に応じない場合、ソフトバンクは価格を引き上げるか、手を引くこともあり得ると関係者は述べた。
.
関係者によれば、公開買い付けは28日開始の予定。一定の既存株主は売却に合意したものの、手続きには最長20営業日を要する可能性があるという。
.
ウーバーの広報担当者はコメントを控えている
.