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食中毒の原因は教育委員会が仕入れた「きざみ海苔」!
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和歌山県御坊市の幼稚園や小中学校などで2017年1月、給食を介して発生した集団食中毒を巡り、御坊保健所の営業停止命令は不当だとして、給食センターの調理受託業者が処分取り消しを求めて和歌山地裁に提訴していたことが分かった。5月1日付。県は争う方針。
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訴状によると、食中毒の原因は市が給食の食材として調達した刻みのりだったため、調理と搬送を行うセンターに過失はなく、処分は違法としている。
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既に営業停止の期間は終わっているが、処分が取り消されなければ今後の入札参加資格に影響するとしている。
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御坊市などでは1月、園児や児童ら800人以上が食中毒症状を訴え、御坊保健所は給食が原因と判断。センターを1月28日から2月10日までの営業停止とした。2月に東京都立川市の小学校で発生した集団食中毒でも御坊市の給食と同じ刻みのりが使われ、製造元だった大阪市北区の業者が大阪市から処分を受けた。
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和歌山県の仁坂吉伸知事は6月12日の記者会見で「食中毒が広がらないようにするのが営業停止の大原則。当然争わなければならない」と話した。
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東京都立川市の小学校7校で給食を食べた児童ら千人超が症状を訴えた集団食中毒で、大阪市保健所は、大阪市北区の刻みのり加工業者「いそ小判海苔本舗(こばんのりほんぽ)」を食品衛生法に基づく営業禁止処分とし、給食に使われた刻みのりと同じ賞味期限の製品780袋を回収するよう命じた。加工所内から、東京で検出されたものと遺伝子型が一致するノロウイルスが検出された。
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刻みのりは、大阪市都島区の食品会社「東海屋」が出荷。立川市と同時期に納品されたのりは、和歌山県御坊市で800人超が食中毒を発症した給食でも使用されていた。
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保健所がいそ小判海苔本舗の加工所を検査したところ、トイレ周辺や裁断機付近などから、都が検出したものと遺伝子型が一致するノロウイルスが検出された。保健所は、汚染の恐れがないと判断するまで無期限の営業禁止とした。
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回収対象は賞味期限が平成29年12月1日の「焼のり」(100グラム)で、表示上の製造者は東海屋。近畿を中心に780袋が流通していた。
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過去の例で、処分が出た業者の名誉回復はなく、大抵は泣き寝入りのままである。御坊市の調理業者は「シダックス大新東ヒューマンサービス」(東京)。
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