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グーグルが2月3日、品質の低いサイトの検索順位を下げるため、日本語検索の「アルゴリズム」(検索をした時にウェブページをランキングする仕組み)を変更したと発表してから2カ月が経過した。
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昨秋のIT大手ディー・エヌ・エー(DeNA)の低品質サイトの大量閉鎖問題や、グーグルの強みである検索ビジネスへの影響などを考慮した対応とみられる。他サイトの引用などで作る「キュレーションサイト(インターネット上の情報を収集しまとめること)」の一部ページが大幅に順位を下げるなど、影響は小さくない。
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業界関係者からは「グーグルのアルゴリズムをすり抜けてアクセスを稼いでいた品質の低いキュレーションサイトのビジネスは成り立ちにくくなってきている」との声が出ている。
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グーグルは2017年2月3日、有用で信頼できるコンテンツを検索利用者に届けられるように、品質の低いサイトの順位が下がるという。同社はこのアルゴリズム改善で日本語検索の問題すべてを解決するとは考えていないものの、継続的に品質評価アルゴリズムの改善に取り組んでいくとしている。
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グーグルは1年間に500~600、つまり1日あたり1~2個のアルゴリズムの変更を行っているといわれており、そのすべてを逐次公式に発表しているわけではない。
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今回はキュレーションメディアやまとめサイトなど近年登場してきたメディアを想定したアルゴリズム調整と考えられるため、一般的な企業や通販サイトなどが気にする必要はないだろう。一方で、DeNAが実践してきた、検索上位に表示することを目的として独自性が低い大量のテキストコンテンツを投入して広告収入増加を目指してきたサイト管理者は要注意だ。
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アルゴリズムというのは数式のことで、検索結果が上から順に出てくる。「京都政経調査会」と検索したら「kyoto-seikei最終更新日の表示:2」のサイトが一番上にきて、その後にいろんな記事が並びますよ。
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「それぞれのページが100点持ち点もっている」とします。あるページが重いです、となるとマイナス10点です。また、あるページはあまり有用な情報が書かれてないです、マイナス20点です。また別のページは皆がアクセスしていて皆がFBやツイッターで言及してます、プラス30点です。持ち点が変化していって持ち点が高い順から表示される。いろんな計算式の組み合わせによって、そのページの得点が決まって得点順に並ぶ。今回有用じゃないと思われる要因がマイナスされるので、それをやってるサイトはマイナスくらって検索結果が下がっていく。
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アルゴリズムの変化は常に変化している。SEOといわれる技術はネットメディアの人には必要。そういう情報を日々仕入れて改良している。最適に検索にひっかかるようにした方がいいことはいいので。
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Googleによると、今回の検索アルゴリズムの変更によって、「オリジナルで有用なコンテンツを持つ高品質なサイト」が、より上位に表示されるように変更を加えたとのこと。ユーザーは品質の高いページにアクセスする機会が増えることで、正しい情報により早くアクセスすることができるようになる。実際に検索するユーザーは検索順位についてはあまり気にする必要はないかもしれない。
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ただ、偽ニュースと言うものの対策ではない。書かれていることが事実かどうかはチェックしていない。そういうことを目的としたアルゴリズムではない。
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評価的には、同じサイトでも強く影響を受けるページもあるし、それほど影響を受けないページもある。と同時に、サイト全体の品質も見ている。
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コンテンツ品質は、ユーザーを満足させるコンテンツを作ればいい。という事になる。
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