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1月28日までで39件!
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オバマ前大統領は170件!
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大統領令に署名したからといってそれが絶対に履行されるものではなのが、極めて強い権限を持つのも確か。
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この米大統領令、大統領が議会の承認や立法を経ずに直接、連邦政府や軍に発令する命令。憲法に明確な記述はないが、法律と同等の効力をもつもので、第2次世界大戦時のフランクリン・ルーズベルト大統領は、12年間の在職中に3522件も発令した。
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オバマ政権では、気候変動対策の強化や化学物質管理の安全性向上など170件近く出している。議会は反対する法律を作ることで大統領令に対抗できるほか、最高裁判所も違憲判断を出すことがある。
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ISIS壊滅計画:1月月28日、トランプ大統領は新たに大統領令に署名した。
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このほか、23日にホワイトハウスで3件の大統領令に署名した。環太平洋経済連携協定(TPP)からの離脱方針のほか、連邦政府の採用凍結、妊娠中絶を支援する国際団体への資金援助停止を決めた。
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TPPから正式離脱:環太平洋連携協定も兼ねてからのトランプ大統領が主張していた。
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妊娠中絶を支援する国際団体、ペアレントフッドへの資金供与中止:強硬に妊娠中絶に反対するトランプ氏。以前から妊娠中絶を支援する国際的NGO団体ペアレントフッドへの資金供給停止を主張しており、その履行を指示する大統領令を出した。
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なんといっても、シリア難民など7カ国の入国禁止にも大統領令署名。トランプ米大統領は26日にも、中東・北アフリカ7カ国の出身者の入国を一時停止する大統領令に署名した。
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アメリカのIT企業グーグルが出張などで国外にいる社員に速やかに帰国するよう促すなど、移民が多く働くIT企業の間では動揺が広がっています。
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カナダからメキシコ湾への原油パイプラインの建設
オバマ元大統領が却下していた、「キーストーンXLパイプライン」の建設を再度推進するための大統領令にも、トランプ大統領は署名した。
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トランプ米大統領は24日、国内製造業に対する各種承認や規制をめぐる手続きを簡素化する大統領令に署名した。
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トランプ氏の公約は39あり、次々と大統領令発行で実行に移している。
・公約1:メキシコ-米国間へのグレートウォール建設
・公約2:不法移民への取り締まり強化
・公約3:「サンクチュアリ・シティ」の撤廃
・公約4:移民の成功可能性に基づいた入国審査
・公約5:生体認証ビザ追跡システム導入
・公約6:テロ対象の国からの移民禁止
・公約7:モスクの監視
・公約8:シリア難民救済プログラム撤廃
・公約9:オバマ大統領令キャンセル
・公約10:ヒラリー・クリントンのメール漏洩問題の継続調査
・公約11:オバマケア廃止
・公約12:プランド・ペアレントフッドへの資金供給停止およびロー対ウェイド事件への判決変更
・公約13:環境保護庁および教育省の役割削減
・公約14:新たな教育プログラム導入
・公約15:国内インフラの改善
・公約16:国家による業界規制の撤廃
・公約17:NAFTAへの姿勢を再定義
・公約18:NAFTAによる関税緩和
・公約19:TPPからの脱退
・公約20:中国への45%の関税導入
・公約21:2,500万人の新規雇用創出
・公約22:安定した経済成長
・公約23:大幅な減税
・公約24:家族関連法制度整備
・公約25:銃規制緩和および撤廃
・公約26:銃購入のための権利
・公約27:治安維持強化
・公約28:サイバーセキュリティ強化
・公約29:退役軍人省改革
・公約30:アメリカ軍再構築
・公約31:石油掘削量増大
・公約32:OPECからの独立
・公約33:イラクの石油備蓄接収
・公約34:拷問の認可
・公約35:イスラム教委員会設置
・公約36:ISISの殲滅
・公約37:ロシアとの協力(特にISIS関連)
・公約38:ISIS活動地域でのインターネットシャットダウン
・公約39:アフガニスタンでの米軍維持
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OPECからの独立、拷問の認可、大幅減税や銃規制の撤廃、ISIS活動地域でのインターネットシャットダウンなど、大統領令に署名されたらアメリカのみならず世界がひっくり返りそうなものが目白押しだし、片っ端から大統領令を出すなど、政権スタートから滅茶苦茶だ。
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トランプ米大統領は28日、過激派組織「イスラム国」(IS)掃討に向けた大統領令に署名した。IS掃討計画を30日以内に提出するようマティス国防長官に指示した。I
Sが過激思想をソーシャルメディアなどを通じて広めていることに対抗するサイバー戦略や、ISの資金源封鎖策などを盛り込むことを求めた。
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トランプ氏は政府職員の退職後5年間のロビー活動禁止や、米国家安全保障会議(NSC)の改革に関する大統領令にも署名した。