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人民銀がドル売り・人民元買いに介入!
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限界水準・2兆8000億ドル!
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中国人民銀行(中央銀行)が7日発表した2016年12月末の外貨準備高は前月比410億ドル減の3兆105億ドル(約352兆円)となり、11年2月以来となる3兆ドル割れが近づいた。減少は6カ月連続。中国の景気減速懸念から人民元の下落圧力が強まっており、人民銀がドル売り・人民元買いの介入を強めていることを浮き彫りにした。
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人民元相場を巡っては、中国の景気が減速するとの見方から海外への資金流出が続き、下落圧力が強まっている。中国は、人民銀が人民元相場の変動幅を一定の範囲内に収まるようコントロールする管理変動相場を採用しており、最近は、外貨準備を取り崩してドルを売り、人民元を買う介入を続けている。
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中国当局は、海外への資金移動に厳しい規制を課すなど、資金流出を封じるのに躍起だ。人民銀は6日、人民元取引の目安となる対ドル基準値を0.9%引き上げる大幅な元高に設定。引き上げ幅は、現行の管理変動相場制に移行した05年7月以来最大で、通貨防衛の姿勢をアピールした。
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11月末は、3兆515億ドル(約348兆円)であった。
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