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戦略核戦力は30年間で118兆円!
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ドナルド・トランプ次期米大統領は12月22日、「世界が思慮分別をわきまえる」までは、米国は核能力を大幅に強化する必要があるという見解を示した。
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トランプ氏はツイッターに、「米国は核能力を大幅に強化・拡大しなければならない。世界が核に関し思慮分別をわきまえる時が来るまでは」と記したが、それ以上の説明はしていない。
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トランプ氏のこの発言は、2009年にチェコ・プラハで「核なき世界」をうたう有名な演説を行ったバラク・オバマ現大統領とは真逆を行くものとなる。
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トランプ氏は前日、ミサイル防衛局のジェームズ・シリング局長をはじめとする国防総省の上層部と会談し、さまざまな軍事計画の経費削減について協議していた。
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米国は現在、約7000個の核弾頭を保有しているとみられている。これは世界第2位の保有数で、1位はこれよりも数百個多いロシアだ。
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国防総省は、大陸間弾道ミサイル(ICBM)、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)、戦略爆撃機からなる米国の戦略核戦力の「3本柱(トライアド)」全てを新造または改造したい考え。専門家らはその費用が、今後30年間に1兆ドル(約118兆円)に達すると推算している。
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