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我を通すため・他を引っ張り込むが!
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甘い夢見させ・あとは知らん顔!
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2020年東京オリンピック・パラリンピックのバレーボール会場の見直しで、東京都の小池知事が『横浜アリーナ』への変更を断念し、来週16日にも表明する意向である。
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バレーボール会場をめぐっては、先月末のIOCなどとの協議で小池知事が、『有明アリーナ』から『横浜アリーナ』への変更が可能かさらに検討したいと結論を保留し、「クリスマス前までに結論を出す」としていた。しかし7日、横浜市の林市長が「難しい」と表明するなど一層厳しくなったことを受け、『横浜アリーナ』断念の意向を固めたもの。小池知事は16日の定例会見で発表する見込み。
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これで知事が提起した3つの競技会場の変更はすべて断念することになるが、小池知事は全体で約400億円のコスト削減につながったと意義を強調したい考え。
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一方、見直しの議論のために工事を中断していたボート・カヌー会場の『海の森水上競技場』は、8日朝から建設を再開し、潮位の変動や波の浸入を防ぐ堤防の杭打ち工事を始めた。
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2020年東京五輪・パラリンピックでボート・カヌー会場に決まった「海の森水上競技場」(東京湾岸)の予定地で8日、波の影響を抑える堤防をつくるための杭打ち工事が始まった。コスト増の懸念などから都の調査チームが見直しを提言し、小池百合子知事の指示で、結論が出るまで都が工事を中断していた。
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都によると、杭を打つ船を今月中に1隻から2隻に増やし、作業を加速させるという。「海の森」の整備費は14年段階では491億円だったが、都は施設の仮設化などを検討。建築コストを298億円まで抑えて新設する計画だ。先月29日の国際オリンピック委員会(IOC)などとの4者協議で新設が決まった。
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海の森水上競技場の落札事業体、大成・東洋・水ing・日立造船JVで落札額は249億円。入札したJVは大成建設JVのみで、ほぼ100%の約249億円で落札。
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小池都知事、黒い頭の鼠が沢山と言い、都議会で自民党から誰ですかと質問されてもハグラかし答えてもいない。「都政改革本部」は、構想計画から内部案、プロポの実施方針や要求水準書(案)のコンサルとの協議書などを入手できる立場にあるのだから、現3事業の内部資料を公開するほうが、事の解明に寄与できるのではないのか。
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小池知事が「都民ファースト」と口先で言っている割には地方自治体の長とはコソコソやったりするから、会場移転に関しては守旧団体から巻き返され元の木阿弥に戻ってしまったのだ。
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3会場に戻っても、400億円も節約できたと「実績を披露」しても、国民や都民、候補地に挙がった県民市民は納得しない。小池知事のために「いいように利用された」との思いは消せない。
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このやり方は、「都民ファースト」ではなく「小池ファースト」なのだ。当初の計画の総額1538億円が五輪招致の決定後に改めて試算したら約4584億円になったという中身計算を情報公開していれば、状況は変わっていたかもしれない。二兎を追うもの一兎も得ずという事になりそうな気配だ。
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【3会場の落札結果】
①海の森水上競技場 総事業費 約491億円
予定価格 約249億円
落札額 約249億円 落札・大成建設JV (応札 1JV)
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②アクアティクスセンター 総事業費約 615億円
予定価格 約538億円
落札額 約470億円 落札・大林建設JV (応札 3JV)
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③有明アリーナ 総事業費 約403億円
予定価格 約361億円
落札額 約360億円 落札・竹中建設JV (応札 2JV)
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