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話す相手によって内容が違う社長!
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精華町の盛土の記事を掲載するたびに思う事は、スズキケンセツは建設汚泥を扱い中間処理業として固化から再生土を生産し、販売していると言いその販売量は「年間15~20万m3」と回答書でも書いているが、スズキケンセツの裏手にある建設残土(本人申請)70万m3はまるで売れておらず滞貨しているようだ。
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再生土は売れるが、持ち込まれた建設残土が安全なものなら売れそうな筈だが。再生土が売れているという話は良く聞くが、大抵は販売金額が安く+手数料とか、+運搬費を払って実質は処分しているような状況が多い。スズキケンセツが言う再生土は売れるが、建設残土は売れないという事は、、、、何故だろう。
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前回に続き、事前協議に基づく質問書と回答書の抜粋を掲載する。
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Q4.砕石の掘削後の穴に水がたまっているが、盛り上げるほど埋立する飛鳥はない。
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A.この池は防災機能として降雨時に一旦雨水を貯留し、泥水等が沈下した後の上水のみをポンプで排水。現在溜まっている水は排水し、空池の状態にしておく事で降雨時に一定量の雨水を貯留できることから、防災池としての機能を持つ。
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砂利採取跡地の埋立をし森林復旧するもので、危険ながけ崩れ箇所などの修復をすることで、危険個所の防災上の安全を確保する。
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Q5.二車線道路でない4m道路は、大型車が通ると離合に困るところもあり、1日95台(当初、現在は修正され47台)も走ると交通障害、交通事故の危険度が多くなる。迂回路などの対策を。
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A.京都府と協議を行い町道祝園東畑線の一部区間に支障をきたすが、地元とも協議し協定書に反映させたいと考えている。(ガードマン配置を主とし、拡幅等の工事はするつもりはないことが文章上から推定できる)(今は、搬入土量も35万m3という数字も聞こえてきており、許可が取れたら、期間延長と数量を増量する二段構えの体制に入ったようだ)
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地元住民が気にすることは、残土と称する堆積山が安全な土であるのかという一点である。今回の精華町に残土処理を目的とした「砕石跡地の修景、緑化」のための盛土工事は
山城広域振興局 森林法の林地開発申請
南保健所 土砂条例
などに関連し、土壌調査や排水基準などの条件なども加味されるが、一番重要なのは地元住民との同意協定である。
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スズキケンセツにとって、事前協議を始めてから間もなく2年5か月、住民の理解が得られる協議をどれだけしているかだが、申請者は「役所が何とかしてくれる」「規模を縮小すれば何とか地元は同意してくれる」など、まずは許可さえ取ってしまえば、あとはスズキケンセツのペースで残土を運び込む算段のようだ。
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どこの地域でも、許可を取ってから地元との条件の齟齬が問題になっていることが多い。地元も、スズキケンセツの社長の言う言葉に信用が置けないと見ている中で、あと半年以内に協定書の締結が出来る見込みはない。
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つづく
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