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校舎、体育館で7ヵ所も!
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新井組・安武建設JVが施工!
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兵庫県西宮市で18年ぶりの新設校として今年4月に開校したばかりの市立高木北小学校(同市薬師町)で、壁の亀裂や雨漏り、プールの散水栓がない設計ミスなど、次々と不具合が見つかっていたことが11月1日、分かった。雨漏りは少なくとも校舎や体育館計7カ所にも上り、補修工事に追われる異例の事態になっている。
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同校区は、人口流入が続く同市の中でも最も人気の高いエリアの一つ。建設工事は市内の建設業者を含む複数の企業が担当し、今年2月、同市に引き渡された。
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ところが、開校から4カ月余りが過ぎた8月30日、同校の教諭が体育館の床に直径1m程度の水たまりができているのを発見。壁には0・2mm程度の亀裂が3~4mにわたって2カ所あり、雨水がしみ出ていた。
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すぐに業者に連絡して補修したが、今度は校舎の給食休憩室や階段など6カ所で雨漏りが見つかった。亀裂はほかにも複数あり、市営繕課は「耐震性など安全面に問題はない。雨漏りは通常の工事でも起こりうること」と強調。施工業者は「市の指導下で対応している途中。単独で答えられない」としている。
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トラブルはこれだけにとどまらない。児童らが植物を育てるはずだった花壇は水道の開栓がされておらず、蛇口をひねっても水が出なかった。花壇は水はけも悪く、花を植えても育たない状態だった。
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また、プールでは洗浄ホースをさし込む散水栓を設計し忘れていたことも判明。いずれも業者や市の担当者が工事終了後にチェックしていたが、気付かなかったという。
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市の契約では、1年以内に工事不良が見つかった場合、無償で補修を受けられることになっているが、相次ぐトラブルに同校の森本英治教頭(47)は「新設校の赴任は初めてだが、こんなに不具合が発生するものなのか」と戸惑う。「新しい校舎なので、まだ使っていない場所も多い。ほかで問題が起きないか不安。一度、第三者機関に徹底的に調べてほしい」と話している。
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県教育委員会の担当者は「通常は引き渡しの際に、担当者が不具合がないかを検査する。そんな事例は初めて聞いた」とし、文部科学省も「報告事項ではないが、できたばかりで雨漏りというのは聞いたことがない」と驚く。
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<入札時は第46小学校新築工事>
兵庫県西宮市は「第46小学校新築工事」を一般競争入札し、17億9800万円で新井組・安武建設JVに決めた。2014年5月29日に開札した。入札には淺沼・井上JV、鴻池組・松田組JV、大林・羽衣JVが参加した。
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校舎新築棟の規模はRC一部S造4階建て延べ9617㎡、体育館倉庫棟新築はS造2階建て延べ164㎡、その他附属建築物は6棟新築延べ78㎡、屋外施設など、解体(擁壁とりこわしなど)。
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建設地は西宮市薬師町149ー1。
工期は2015年11月30日まで。
開校は2015年4月1日
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西宮市2014年2月3日
(仮称)西宮市立第46小学校新設整備事業における、開発計画概要書を提出した。
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同事業は、高木小学校の学校規模が過大となり、安全で円滑な学校運営が困難な状況が続き、また校区内には住宅開発が進む可能性があることから、今後も児童数の増加が見込まれることなどから、高木小学校の学校規模の適正化や、良好な教育環境の保全に取り組む。
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事業予定地は、薬師町149-1、敷地面積約1万1092.15㎡に、地上4階建の校舎を計画。基本方針における概要などは、通常学級18~24学級程度とし、高木小学校及び新設校を適正規模にする。また適切な運動場面積を確保し、校区内(特に校区北側)に住宅開発が可能な土地が多くあることから、今後の児童数増加に対応する。スケジュールでは14年9月に新築工事にかかる本契約締結後、10月~16年2月中に新築・外構工事を完了する予定。同4月に開校を見込む。事業費は約60億円(用地取得費を含む)を見込んでいる。設計は久米設計大阪支社。
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