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県連には30日に伝達!
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万事休す!
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鳩山邦夫元総務相の死去に伴う衆院福岡6区補欠選挙(10月11日告示、同23日投開票)で、自民党は9月27日、党福岡県連が公認申請している参院議員秘書の蔵内謙氏(35)を公認しないことを決めた。林幹雄幹事長代理が9月30日に福岡入りし、県連幹部に伝える。立候補の意思を示している鳩山氏の次男で前福岡県大川市長の鳩山二郎氏(37)も公認せず、いずれかが当選すれば事後公認する。保守分裂選挙になることが決定的になった。
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自民党が複数回実施した情勢調査では、いずれも鳩山氏が大きくリードしていたとされ、先週末の調査でも蔵内氏を引き離していたという。
これまで古屋圭司選対委員長が蔵内氏に出馬辞退を促すなど、執行部は候補者の一本化を図ろうとしたが、告示日が迫り、調整は困難と判断した。
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蔵内陣営は、自民党内の対立候補・鳩山二郎のネガティブキャンペーンを続けているが、二郎憎しのキャンペーンは度が過ぎると、自陣営の応援議員の間でも厭戦気分が蔓延し、応援しているふりのサポタージュが始まる。
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週末ごとの世論調査が行われ、蔵内、鳩山の9月10、11日の結果は、蔵内陣営の数字が伸びず、麻生太郎氏と古賀誠両氏の街頭演説効果が出るであろうと再度蔵内陣営がのびることを予想し調査をしたが、結果は鳩山二郎50.4%、蔵内謙14.4%、新井ふみ子氏18.4%、と差が広がっただけで逆効果となっていた。
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原因は単純だ、蔵内陣営の動員が多くても蔵内謙の演説を聞いていた大部分は福岡市から動員されたものばかり、地元の有権者は微々たるもの、これに比例し25日午後久留米市岩田屋前での塩崎厚生労働大臣と鳩山二郎の街頭演説には、動員された業界人間はおらず個人で鳩山二郎を応援する支援者ばかりいう話も伝わって、これでは世論調査の差が開く一方だという声が多く聞こえた。
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自民福岡県連の応援議員も、世論調査の結果と党公認が出ないとわかった以上、蔵内陣営の敗戦で自分たちにも影響が出るよりも先に、積極的に蔵内応援をしないことで、被害を受けないようにする保身に走るだろう。
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蔵内勇夫とその仲間たちの悲嘆にくれた姿が見えるようだ。
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