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抗議受け・搬入を断念!
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行き当たりばったりの組合処理!
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大阪府豊能、能勢両町の豊能郡環境施設組合によるダイオキシン汚染物の無断処分問題で、組合は5日、神戸市西区の処分場から撤去された汚染物を、一時的な保管場所である豊能町内の山林へ搬入する作業を始めた。しかし、現場で隣接する兵庫県川西市の市議らの抗議を受け、この日の搬入を断念した。6日以降の予定は決まっていない。
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午前10時頃、神戸市西区の処分場から、汚染物を入れた防水性の袋(1m3入り)を積んだトラック2台が出発し、正午前に豊能町に到着した。
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だが、保管場所の山林では、川西市議や住民らが搬入に抗議。組合の管理者である田中龍一・豊能町長が急きょ、現場に来て対応したが、市議らは「近隣の川西市の住民への説明がないまま搬入することは許されない」と納得しなかった。田中町長は「今日は保管場所に搬入しない」と作業断念を表明した。
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既に到着したトラックに載せている汚染物をどこに持って行くかは未定。組合は今後、川西市の理解を得たいとしているが、同市の住民への説明などをどうするかも決まっていない。
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組合などによると、汚染物と同じ場所に埋められた廃棄物も分別が難しいため一緒に撤去されており、数量は袋約300個に上る。トラック5台を使い、10日までに全て保管場所に搬入する予定だった。
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川西市は、市長名などで「住民への説明などのないまま、汚染物を搬入しないように」と求めていたが、組合は応じないまま運び込む作業を始めた。ある豊能町議は「一連の組合の対応で、他の自治体からも信頼を失った。問題が振り出しに戻ったどころか、むしろ悪化した」と話した。
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ダイオキシンを含む焼却灰が、神戸市西区の処分場から大阪府豊能町の山林へ向けて運び出された。
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19年前、大阪府能勢町の清掃工場で、当時、国内最悪の高濃度ダイオキシンが排出されましたが、先月、処理されていなかったドラム缶163本分の焼却灰が、神戸市の処分場に無断で埋め立てられていることが発覚。
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神戸市は、違法な処理だとして、清掃工場を運営していた大阪府豊能町などに撤去を求めていて、まもなく大阪府豊能町内の山林に到着する。
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それにしてもこの1か月、豊能郡環境施設組合のドタバタぶりだけが目につく。仲介業者や処理業者は、産業廃棄物として処理するよう組合から依頼があったと話しており、解釈変更が組合から発案されたことも分かった。組合は大阪市内の仲介業者に処理を一任しており、処理契約の直接の相手方である神戸市内の処理業者とは面識すら無かったという。
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市は「仲介業者に丸投げして、処理について把握していない組合のずさんな委託処理がこのような問題を引き起こした」と指摘。今後、組合を監督する大阪府や、環境省にも調査結果を報告し、対応を協議する方針だ。
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この1か月、組合がやったことと言えば、5日から環境保全センターに埋め込んだダイオキシン類廃棄物を運びだし豊能町の仮置き場に持って帰ろうとし、隣市の川西市住民たちの猛反対で、ガソリンスタンドの駐車場に一時仮置きしているという間抜けな対策しかしていない。
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環境保全センターに置いておくにしろ、持ち出すにしろ、組合として「一廃を産廃に形質変更した」のだから、現在の濃度状態を再検査するのが当たり前で、その状態を確認したうえでどうするべきかを組合議会にも諮り、関連行政や地元にもデータを提示し、真摯に説明すべきだろう。
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持って出たから、持って帰るという単純な行為ではないはず。大阪府も指導を申し出て早期解決を図るべきだろう。
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