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オバマ大統領・TPP意義強調!
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日本・再交渉案を拒否!
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オバマ米大統領は6月20日、首都ワシントンで演説し「環太平洋連携協定(TPP)ほど貿易自由化の水準が高い通商協定はかつてなかった」と述べ、意義を強調した。「求めていた高水準の協定になっていない」として反対しているクリントン前国務長官に翻意を促す狙いもありそうだ。
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オバマ米大統領は9日、民主党の大統領候補指名が確実なクリントン氏を支持すると正式表明した。オバマ氏はTPPを政権の遺産にしたい考えだが、クリントン氏や共和党の大統領候補指名が確定した実業家トランプ氏の反対もあり、発効に欠かせない米議会の承認はめどが立っていない。
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米大統領選の民主党候補指名を確実にしたクリントン前国務長官(68)は21日、中西部オハイオ州で演説し「米国の利益にならない貿易協定は再交渉するべきだし、高水準を満たさない環太平洋連携協定(TPP)のような合意は拒否できる」と述べ、TPP再交渉も示唆した。
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6月21日、中西部オハイオ州で経済政策に関して演説し、環太平洋連携協定(TPP)について「米国のためにならない貿易協定は再交渉し、雇用創出や賃上げにつながる高水準の協定でなければ拒否すべきだ」と述べた。クリントン氏はTPPに反対の立場を表明していたが、再交渉の必要性にまで言及したのは初めてとみられる。
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オバマ米大統領は二十日の首都ワシントンでの演説で「TPPほど貿易自由化の水準が高い通商協定はこれまでなかった」と意義を強調していた。十一月の大統領選に向けてクリントン氏の支持を表明したが、TPPへの考え方は依然として食い違っている。
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クリントン氏は、共和党の指名獲得を確定させた不動産王ドナルド・トランプ氏(70)の経済政策に対しては「米国を自らのカジノのように倒産させて不況に陥れる」と批判した。
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日本政府は22日、米大統領選挙で民主党の指名獲得を確実にしたヒラリー・クリントン前国務長官が述べた環太平洋経済連携協定(TPP)の再交渉案を拒否した。
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萩生田氏はTPPについて、「1つの合意が他の合意と複雑に絡み合っており、1つの案件だけを取り出して再交渉すれば全体が崩れてしまう」と指摘し、「米国を含む各国が責任を持って手続きを進めることを期待する」と述べた。日本経済新聞が伝えた。
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クリントン氏と共和党のドナルド・トランプ氏は、現行のTPPは米国の利益にかなわないとの考えを示している。
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