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規模や機能具体化へ!
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大分県津久見市は、老朽化などが課題となっている市庁舎(宮本町)の建て替えについて議論する「市庁舎建設庁内検討委員会」を設置した。今後、先進事例の情報収集などを行いながら新庁舎の規模や機能、建設地などを検討し、数年かけて基本構想・基本計画を策定する。
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検討委員会は飯沼克行副市長を委員長に、関係各課の課長ら幹部職員で構成。下部組織として実務者レベルの幹事会を設ける。
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会合は月に1~2回程度の頻度で開く予定。検討期間は未定としているが17年度以降にまたがる見通しで、次回会合で先進事例を参考に基本構想・基本計画の策定の進め方を話し合い、その後に具体的な検討に入る。
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基本構想・基本計画には施設の規模や機能、建設地、事業スケジュールなどを盛り込む。市は市町村合併を行っておらず合併特例債が活用できないため、財源も大きな検討課題の一つとなる。
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市庁舎は増築を複数繰り返し、最も古い部分で約60年が経過。耐震性能の面でも課題を抱え、災害時に災害対策本部としての機能を果たすのが難しくなっている。
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03年度には市庁舎と消防庁舎の建て替えに関するPFI導入可能性調査を行ったが事業化はされなかった。市では市庁舎と消防庁舎の移転を想定し、津久見港青江地区に公共施設用地を確保していたが、消防庁舎は津波被害を想定し高台に移転している。
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