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防衛省・きらめき1号!
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今後3機打上げ予定!
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防衛省は5月30日、同省が初めて運用する通信衛星の7月13日の打ち上げを延期する可能性があると発表した。衛星を輸送したコンテナが損傷しており、衛星自体も損傷した可能性があるため。日本が今後拡大する安全保障分野の宇宙活用の目玉だが、半年以上遅れる可能性もある。
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衛星はXバンド通信衛星「きらめき1号」。今月26日、民間機で打ち上げ予定地の南米北部フランス領ギアナに運んだが、コンテナ側面に40~50cmのへこみが見つかった。貨物室とコンテナ内の気圧差が原因とみられる。今後、部品交換のため日本に持ち帰る可能性もある。
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自衛隊の指揮・統制や情報通信は民間衛星3機を利用していたが、運用が2020年までに終了する。Xバンド衛星は特定の周波数を用いるため高速化や大容量化が可能で、新たに動画や画像送信の機能も加わる。
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Xバンド衛星は今年7月から20年度末までに3機打ち上げる予定。衛星打ち上げまでは民間企業で作る特定目的会社が請け負う方式で、国費負担は発生せず、自衛隊任務への支障もないとしている。1号と2号の運用終了までの経費は1288億円。
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