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4月末に入札公告へ!
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大阪大学箕面キャンパス・移転!
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大阪府箕面市は、北大阪急行電鉄(北急)の延伸計画のうち仮称・箕面船場駅~仮称・新箕面駅間の土木工事の一般競争入札を4月末にも公告する見通し。北急が施行する千里中央駅~箕面船場駅間は18年度の着工を目指す。
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同計画では、大阪府豊中市の千里中央駅から大阪府箕面市萱野へ2.5kmを整備・延伸する。消費税と建設利息、車両費を含む建設費は672億円。開業は20年度の予定。
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軌道事業区間(箕面船場駅~新箕面駅、1・2km)のコンクリート構造物や駅舎など
の整備は箕面市が、レールや電気設備、駅内装などは北急が実施。鉄道事業区間(千里中央駅~箕面船場駅、延長1・3km)の整備は北急が行う。運行・営業は北急が担う。
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北急が整備する区間では地下空間に設ける箕面船場駅からシールドマシン2基を千里中央駅に向けて発進させる。19年秋の到達予定。
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延伸は、箕面市から大阪都心部へのアクセス時間短縮や、都心方面への道路交通混雑の緩和、環境負荷の軽減、新幹線・空港アクセスの強化などに加え、かやの中央(坊島4、白島1、西宿1、萱野2)の都市拠点形成と船場団地の再生を促進するために計画。
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延伸線は、千里中央駅から国道423号(新御堂筋)を北伸、箕面船場駅を経て、新箕面駅(高架駅)に至る。千里中央駅から、箕面船場駅と新箕面駅のほぼ中間地点までが地下構造で、それより北側区間は開削トンネルと高架構造で計画している。
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箕面市が委託した「北大阪急行線延伸計画に伴う特殊街路部詳細設計業務委託その1及び北大阪急行線延伸計画に伴う特殊街路部詳細設計業務委託その2」はパシフィックコンサルタンツが担当。
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大阪大学と大阪府箕面市は、阪大箕面キャンパス(粟生間谷東)を北大阪急行電鉄(北急)延伸計画で設ける(仮称)箕面船場駅の東側の船場東地区へ移転することについて正式合意書を取り交わした。
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両者が整備する施設配置イメージも公表、大阪船場繊維卸商団地協同組合COM3号館(船場東2の5)の南側に阪大の校舎と学生寮を、新船場東公園(船場東3の8)の西側に市の市民文化ホール・図書館・文化交流施設を計画。両者は事業手法についてPFIを軸に検討中。本年度中に事業者選定手続きに着手する。
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阪大は21年春の新キャンパス開校を目指す。敷地面積は8000㎡。
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市は文化交流施設と図書館、文化ホールを計画。図書館には市の蔵書11万冊と阪大の蔵書60万冊を所蔵する。阪大は文化交流施設・図書館の管理運営を無償で請け負い、市民・学生らにサービスを提供し続ける。文化ホールは市が建設などを行う。大ホールは1000~1200席を設ける予定。
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市施設については、整備手法や施設概要を今夏にも固め、PFI手法を採用するなら10月にも実施方針を公表、17年秋に事業者を決めることになる。
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新キャンパスや市施設が整備されるエリアの建ぺい率は80%で、容積率は600%。 今回公表したイメージパースは安藤忠雄建築研究所(大阪市北区)が担当。大阪船場繊維卸商団地協同組合(箕面市船場東)が箕面船場駅前の主に公共空間のデザインを15年7月、同研究所に委託していた。委託費の半額を市が負担している。
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阪大と市は、15年6月に箕面キャンパスの移転について覚書を取り交わし、その後両者は移転計画を協議していた。今後、両者は合意書に基づき、キャンパス移転と現キャンパス跡地の有効活用で相互に連携・協力していく。
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