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中国制服組トップ・南沙諸島を初視察!
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中国軍機・南沙に離着陸!
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中国国防省は4月15日、人民解放軍制服組トップの范長竜・中央軍事委員会副主席が南シナ海の南沙諸島を視察したと発表した。米軍や日本の自衛隊の動きなどに対抗し、南シナ海での人工島造営や軍事拠点化を継続する姿勢を示した形だ。
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視察日は「最近」とし、訪れた島しょも不明。軍制服組トップが南沙諸島を訪れたのは初めてとみられる。范氏は駐在兵士や建設作業員を慰問し「国際社会にサービスを提供する」という灯台や気象観測施設の建設状況を視察。軍事施設視察には触れていない。
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米・フィリピン両軍は15日まで南シナ海で軍事演習を実施、海上自衛隊の護衛艦も今月に南シナ海の領有権で中国と対立するフィリピン、ベトナムに寄港。范氏の視察は各国が軍事的に中国をけん制している時期に合わせたとみられる。
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南シナ海問題は広島市で今月行われた先進7カ国(G7)外相会合の声明でも取り上げられ、中国外務省は12日に「強烈な不満」を表明した。
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中国国営新華社通信によると、南シナ海・スプラトリー(南沙)諸島のファイアリー・クロス礁(永暑礁)で17日、中国軍機が離着陸した。
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中国が軍による同礁の飛行場利用を公にするのは初めて。日米などが南シナ海問題への関与を強める中、中国による実効支配を誇示する狙いとみられる。
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新華社電によると、同諸島の人工島で施設建設に当たっている作業員のうち急病者ら計3人を搬送するため、南シナ海で巡視に当たっていた海上パトロール用の航空機が派遣され、海南島の三亜まで移送した。
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中国はこれまで、同諸島の三つの人工島で飛行場を建設。ファイアリー・クロス礁には3000m級の滑走路が完成しており、同諸島における中国軍の最重要拠点になるとみられている
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