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不適切なケーブル敷設・計3674件!
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東京電力柏崎刈羽原子力発電所(新潟県)で安全上重要なケーブルが一般のケーブルと交ざって敷設されていた問題で、同様の不適切なケーブル敷設は6原発で計3674件に上ることが31日、わかった。
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原子力規制委員会が各電力会社に調査を求め、各社が調査結果を報告した。
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不適切なケーブル敷設があったのは、東電柏崎刈羽、福島第二(福島県)、東北電力女川(宮城県)、東通(青森県)、中部電力浜岡(静岡県)、北陸電力志賀(石川県)の6原発。このほか日本原燃の使用済み核燃料再処理工場(青森県)でも351件あった。
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原発では、火災が起きても複数の機器が同時に機能を失わないよう、原子炉の制御などに必要な重要ケーブルは他の一般ケーブルと分ける必要がある。しかし6原発では、区分が必要なケーブルが混在していたり、延焼を防ぐ仕切り板が設置されていない場所があったりした。
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東京電力の柏崎刈羽原子力発電所(柏崎市、刈羽村)で判明した不適切なケーブルの敷設は1~7号機の全てで確認され、計2500本に上ることが分かった。東電が原子力規制委員会に最終的な調査結果を1月29日報告した。
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同原発では、原子炉の緊急停止などで使う安全系ケーブルと一般のケーブルが同室の床下に混在して敷設されており、規制委は安全機能を喪失する危険性があったとして、保安規定違反と判断。同室以外での調査や原因究明、再発防止策の策定を指示していた。
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報告では、施工業者に敷設ルートを確認せず、施工後の現場確認も怠ったことや、施工状況に関する図面の誤りなどが原因と説明。安全教育の徹底などで再発を防止するとしている。
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東京電力は、福島県にある福島第二原発で安全上重要なケーブルの設置不備が969件見つかったと発表した。また、中部電力の浜岡原発でも同様の不備が528件あったという。
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東京電力は福島県の福島第二原発で原子炉建屋床下にあるケーブルの点検を行った結果、本来なら火災対策のために別々に敷く必要があるケーブルなどの不備が計969件が見つかったという。
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一方、中部電力も静岡県にある浜岡原発で計528件の不適切なケーブル設置などが見つかったと発表した。
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東北電力東通原発(東通村)でケーブルが不適切に敷設されていた問題で、東北電は23月9日、同原発で不適切な敷設が23件あったと発表した。火災対策として、原子炉の緊急停止などに関する安全系ケーブルと、その他のケーブルを分離して敷設する必要があるが、分離板が損傷していたり、両方が混在していたりする状態だった。
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東北電力は宮城県の女川原発と青森県の東通原発の原子炉建屋床下にあるケーブルの点検を行った結果、本来なら火災対策のために別々に敷く必要があるケーブル合わせて41本が、混在していたことがわかった。また、火災時に延焼を避けるために不燃性の板で区分けをする「分離板」といわれるものの損傷などが177枚見つかったという。
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