藤丸敏政務官の発言:政治家らしく振舞ったつもりが!

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佐賀県議会にも波紋!
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秘書当時の癖が出たか!
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佐賀空港への陸上自衛隊新型輸送機オスプレイ配備計画をめぐり、佐賀県は4月7日、九州防衛局長に対し、これまでの防衛省の説明と異なる藤丸敏防衛省政務官の発言内容について説明を求めるなど15項目を文書で質問した。
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藤丸政務官は3月28日、県内で開かれた会合で、環境影響評価を回避するために段階的に土地を取得する考えや、予算の概算要求に間に合わせるため6月県議会で諾否の判断を促す発言をした。詳細な予算の内訳も示し、防衛省の説明と矛盾している。
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県は、土地の取得について「将来的な施設規模の拡大は考えていない」とする防衛省の説明と、どちらが正しいのか尋ねた。計画の諾否のスケジュール感や予算の内訳も尋ねた上で、「なぜこのような発言をされたのか」「なぜここまで詳細な内訳を説明することができたのか」と踏み込んだ。
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オスプレイの安全性では、「なめていると落ちる」とした発言に対して見解を求め、ペルシャ湾と米カリフォルニア州で起きた事故の調査結果も求めた。県は回答期限を設けず、「これまで通りスケジュール感をもたず、疑問点がなくなるまで続けていく」としている。
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陸上自衛隊が導入する輸送機オスプレイ17機などの佐賀空港(佐賀市)への配備計画を巡り、佐賀市での自身の講演内容を7日、謝罪、撤回した藤丸敏・防衛政務官(自民、衆院福岡7区)。衆院総務委員会では、「(防衛政務官ではなく)国会議員としての立場から発言した」「防衛省の正式な見解ではない」などと弁明し、何度も頭を下げた。(甲斐也智)
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藤丸政務官は3月28日、佐賀市での研修会で講演。
2017年度政府予算案の概算要求締め切りが8月末になることを踏まえ、「6月議会で決めてほしい」と述べたほか、防衛省が佐賀空港西側に新設する駐屯地の用地取得費が、約14億円に上ることなどを説明した。
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また、防衛省が約30haとしている駐屯地用地取得の面積も、県の環境アセスを逃れるために用地面積を決めたともとれる発言をした。7日、衆院総務委で、講演内容について問われると、「佐賀空港と周辺の地域振興を切に希望する国会議員の立場から、地元への思いを発言した」と弁明。「防衛省の見解と異なる内容の発言で、佐賀県の関係者の方々をお騒がせし、ご迷惑をおかけし、深くおわび申し上げる」と謝罪した。
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藤丸政務官が「6月議会で(配備を容認するかどうかを)決めてほしい」と発言したことについては、辰己昌良・防衛省大臣官房審議官が「防衛省として期限を決めて地元調整を行う考えはない」と述べた後、藤丸政務官が「国会議員としての希望で、防衛省の正式な見解ではない」と釈明した。
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環境影響評価についても、辰己審議官が「将来的な施設規模の拡大は考えていない」と答弁した後、藤丸政務官が「国会議員として、希望を言った」とし、国会議員としての発言だと強調し、「政務官としてうかつでございました。おわび申し上げる」と述べた。
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3月28日の研修会には藤丸政務官のほか、配備計画を審議する県議会の「佐賀空港問題等特別委員会」の委員長を務める藤木卓一郎県議(自民、小城市区)や、前回の衆院選で佐賀1区(佐賀市など)から立候補した岩田和親衆院議員(同、比例九州)も出席していた。
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佐賀空港への自衛隊新型輸送機オスプレイ配備計画をめぐって、藤丸敏防衛政務官が防衛省の説明と異なる内容の発言をした問題は、藤丸政務官が国会の場で謝罪し、発言を撤回するという展開となった。佐賀県内の自治体や関係団体の間では、「本当のところが知りたい」と冷静に受け止める声が目立った。
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山口祥義知事は「知りたいのは事実。政務官は組織のナンバー3で、その言葉は重い。だが防衛省として本当はどうなのかということを正式な形で問い合わせることが大事」と述べ、国会答弁にとらわれず慎重に事実確認を進める考えを示した。
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議論促進を求める決議を賛成多数で可決した佐賀県議会で最大会派の自民党県議団。石井秀夫県議団会長は「誠意を持った答弁をされたのでは」と評価する。「可能な限りの情報開示を含め地元と丁寧に向き合うという当然のことができていなかった。しっかりやってくれるだろう」と今後の対応に注目する。
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一方、佐賀市の秀島敏行市長は「今回の藤丸氏の発言が撤回になじむかどうか。うそをついたのであれば、そこは謝罪すべきだと思うが、今回は防衛省内部の情報を言ったということ。防衛省は『本当のことを言うな』ということだろうか」と答弁までの経緯をいぶかる。「『覆水盆に返らず』で、発言を撤回しても環境アセスをどうするのかという問題は消えない」と不信感を強調した。
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現段階では防衛省による現地調査を拒否している県有明海漁協の徳永重昭組合長は「政務官が口に出してしまったことで、すでにいろんな方面に影響が出ている」とした一方、「発言を取り消したのであれば、それ以上言うことははない」と冷静に語った。
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<藤丸発言と中谷防衛相発言の内容>
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藤丸氏は3月28日、佐賀市内のホテルであった商工関係者の研修会で講演。配備計画受け入れの判断時期について「6月議会で決めてほしい」などと述べた。防衛省が買収したい土地約30haについても「35ha以上だと(佐賀県の条例に基づき)環境影響評価(アセスメント)をしないといけない」と発言。用地取得費14億円など、「公表不可」とされていた予算計約106億円の内訳も紹介した。
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中谷元防衛相は防衛省の見解と異なる発言だとして、藤丸氏を口頭注意。「環境影響評価の回避や、6月議会で判断するよう求めている事実はない」と打ち消した。
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この日の同委で、藤丸氏は自身の発言について「国会議員として希望を言わせてもらった」としつつ、「政務官としてうかつだった」と釈明。陳謝し、撤回した。ただ田村氏は「会場の垂れ幕に『オスプレイ配備計画に係る地域振興策について 防衛大臣政務官 藤丸敏』と書いてあった。個人として述べた、は通らない。予算の内訳も政務官だから知り得た情報だ」と指摘した。
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長年代議士秘書をやっていると「自分は如何に政治中枢のネタを握っているか」「その一端を披瀝」することで大物ぶる癖が垢のように身につく。秘書の間はそれでいいだろうが、代議士の引退時に後継者となり当選した当時は大人しいが、日が経つに連れ代議士としての存在感も薄れてくると、今回のような「俺も大物」という、自己顕示欲から「言わなくてもいいこと」を言って、物議を醸す。
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秘書時代には利権で名を馳せた人物が、あらたな利権を狙うときには、似たような発言をし頼みに来るように仕向けるのは我田引水の典型例だ。
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