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3月末に返還が済んだ!
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富士大和森林組合が補助金を不正受給していた問題で、佐賀市は、佐賀県に5878万円を返還すると発表した。市は組合に対し2016年3月末までに同額の返還を求める。組合は市に返還の意思を示しているものの、厳しい運営状況で資金が工面できるかどうかは不透明な状況だったが、森林整備事業の補助金を不正受給していた問題で、組合が佐賀市から返還を求められていた5878万円を納付したことが4月1日、分かった。いったんは断られた金融機関からの融資を、事業計画を見直すなどして受けられた。杉山組合長は「不正は二度とあってはならないことで、業務体制の見直しで信頼回復に努めたい」と話している。
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市によると、納付は3月31日付。組合は昨年11月の総代会で、返済額のうち約3千万円を不正受給当時の役員・職員約50人が負担し、残り約2900万円を融資で賄う決定をしたが、金融機関に融資を断られていた。その後、事業計画を見直し、「5カ年計画で経営改善策を示して(金融機関の)理解が得られた」(杉山組合長)という。
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市森林整備課は「市の監督責任があった。事務手続き面でのアドバイスなど支援体制を整える」と再発防止策を示した。
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富士大和森林組合は2009~11年度の3年間、必要書類の作成を怠るなどして国の補助金8550万円を不正に受給。窓口となった市は、時効分の約1700万円を除いた全額をことし3月末までの返還を求めていた。
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