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17年度中に実施設計!
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那覇市は、新文化芸術発信拠点施設基本設計業務の公募型プロポーザルを実施した結果、最優秀提案者に香山壽夫建築研究所・久米設計・根路銘設計JVを特定した。
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1次審査を通過した5者が参加し、10日に公開プレゼンテーションを開いた。次点は日建設計・国建・環境設計国建JV。
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1次審査通過者
1.香山・久米・根路銘設計共同体
4.梓・現代・国吉設計共同体
5.日本設計・泉設計設計共同体
6.日建設計・国建・環境設計国建設計共同体
7.㈲アトリエ・門口・㈱協和設計事務所共同企業体
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老朽化した市民会館の代替施設として県内唯一の総合的な文化芸術発信拠点施設を目指す。基本計画では、大ホールはオーケストラコンサートや大型演劇公演などに対応する1600席の規模とする。プロセニアム形式の舞台、オーケストラピットなどを備える。室内楽や市民の多様な文化芸術の発表の場となる小ホールは平土間式、客席数は可動式で300席程度。このほか、大中小の練習室や会議室、エントランスロビーやカフェ・レストラン、管理部門などで構成する。想定規模は延べ約1万3500㎡、総事業費は約95億円を試算している。
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最優秀の香山JVは、首里織のような柔らかな皮膜と緑で施設全体を包み込み、自由で活発な交流を演出したほか、市民参加型の施設づくり、設計初期段階から費用対効果を検証するシステムなどを提案した。
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基本設計の履行期限は2018年3月19日。17年度中に実施設計を進め、18年度の着工、21年度中のグランドオープンを目指す。建設地は同市久茂地3-26-13ほかの久茂地小学校跡地。敷地面積は9220㎡。
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