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安保討論でヤジ!
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札幌市議会で3月29日に民主党や共産党などの会派が安全保障関連法の廃止を求める意見書を提出し、共産党市議が賛成討論をした際、「精神鑑定を受けた方がいいんじゃないのか」とのヤジを受けていたことがわかった。共産党市議団は自民党市議が発言したとし、市議会自民党議員会の会長あてに抗議文を提出し、発言の撤回を求めた。
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ヤジを受けたのは小形香織氏(51)。小形氏は、自身のフェイスブックにヤジがあったことなどを書き込んだ。録音された音声によると、本会議で小形氏が賛成の立場で討論を終え、拍手が起きた直後、男性とみられる声でヤジが飛んでいた。意見書は賛成少数で否決された。
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共産党市議団は「市議の人格への攻撃であるだけでなく、安保関連法の廃止を求める市民や国民をぼうとくしている」と非難している。
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名指しされた自民党市議は30日、事務所を通して「覚えがない」と回答した。市議会自民党議員会の宗形雅俊幹事長は「議場にいたが、発言には気づかなかった。個人に向けられたヤジなのか、大声の私語なのか、発言の有無も含めて事実関係を精査したい」と話している。
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札幌市議会で、安全保障関連法廃止を求める意見書案の賛成討論をした共産党市議に、自民党市議がやじを飛ばしたとして、共産党市議団は4月1日、市議会議長宛てに厳正な対処を申し入れた。
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共産党によると、やじは3月29日の本会議で自民党の勝木勇人市議(56)が飛ばし、発言を認めているという。共産党の小形香織市議(51)が討論を終え、壇上から席に戻ろうとした際に発言した。意見書案は自民党などの反対で否決された。
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共産党市議団は「議員個人への攻撃だけでなく、廃止を求めるすべての市民や国民への冒涜だ」として議長に申し入れた。市議団には市民から「精神障害者への偏見を助長する発言」との声が寄せられているという。
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札幌市議会会派の自民党に所属する勝木勇人氏(西区)は、やじを飛ばしたことを認めて共産党に謝罪した。
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勝木氏は31日に市議会の共産党の控室を訪れた。小形氏は不在で、同党の村上仁幹事長が応対した。勝木氏は「自分個人の発言で会派は関係ない。小形氏に対し、言い過ぎてしまった」と謝罪したという。
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村上幹事長は「個人への言葉が過ぎた、で済まされる問題ではない。戦争法(安全保障関連法)に反対するすべての人を冒涜(ぼうとく)するもので許し難い」として、4日に正式に自民党に抗議を申し入れる。
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自民党の宗形雅俊幹事長は「正式な申し入れを受けた後、会派として処分するかどうかなどを含めて検討したい」と話している。
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