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原点の小浜ルートか!
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北陸新幹線の敦賀―大阪間のルートを話し合っている自民党と公明党の検討委員会は3月10日、京都駅を通る3案の検討を進めることを確認した。京都駅を通らない「小浜ルート」と、京都駅を通るが支持が広がっていない「湖西ルート」は検討をやめる。さらに終点とする駅などを決めた上で来年度、国土交通省に建設費や採算性などの調査を求める方針だ。
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敦賀―京都間は、「米原」「小浜」「小浜と舞鶴」を通る3案が残った。さらに終点を新大阪か天王寺のいずれかとすることも確認。関西空港までの延伸は検討しないことにした。
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検討委員会は関係者から意見を聴き、5月までに国交省に調査を求めるルートを決める。北陸新幹線は現在、金沢―敦賀を建設中で、敦賀から先は財源のメドが立っていない。
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現在は「若狭湾沿いの小浜市付近を経由して大阪に至るルート(小浜ルート)」、「琵琶湖の西を経由して京都に至るルート(湖西ルート)」、「琵琶湖の東を経由して米原に至るルート(米原ルート)」が検討されている。
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北陸新幹線を経由地の利益だけで考えず、日本の骨格をつくる意味は、小浜ルートが最適であるという意見が多い。大阪まで乗り換えが不要になるし、JR東海の東海道新幹線区間を切り離せる。どこかで東海道新幹線が関わると、東京大阪間の二重化の意味がなくなる。
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1973年に国が定めた新幹線整備計画において、北陸新幹線は「長野市付近、富山市付近、小浜市付近を経由する」と明記されている。計画の本筋は小浜ルートであった。北陸新幹線建設促進同盟会の資料では現在も小浜ルートしか掲載されていない。北陸新幹線建設促進同盟会は、石川県・富山県・福井県・新潟県だけではなく、東京都・埼玉県・群馬県・長野県・京都府・大阪府が加盟している。北陸新幹線が通過する都府県すべてが参加する組織であり、建設を国に働きかける公式な組織である。
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さて、北陸、関西、関東の地域エゴで決めるのか、東京と大阪の2大都市を基軸にした日本の国土形成で決めるのか、答えを出す時期が迫ってきた。
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