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数千億円の協調融資枠も視野!
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日本政府は3月19日、有望な市場と期待される中南米地域への支援を拡充する方針を固めた。中南米を対象とする国際金融機関、米州開発銀行(IDB)との協調融資枠を現在の10億ドル(約1100億円)から数十億ドルに増やすことも視野に、発展の基盤となるインフラ整備を後押しする。国際金融筋が明らかにした。
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中南米には、豊富な地下資源や食料生産を目当てに、中国が経済発展の過程で急接近した。域内最大の経済大国ブラジルは近年、資源価格の低迷などから景気後退にあえいでいるが、日本は中南米の潜在的な成長力は大きいと判断。中国に対抗し影響力拡大を目指す。
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日本は、世界中の国々に対してODAを供与していますが、歴史的に見れば、日本のODAはアジアを中心としてきました。今日のアジア地域の発展に日本のODAが果たした役割は大きいといわれている所以だ。
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2013 年の実績(外務省HPより)
中南米地域に対する我が国二国間ODAは、2013 年における全世界に対する二国間ODA総額の約2.0%を占める378.07 億円であった。
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各スキームについては、2013 年の中南米地域に対する有償資金協力総額は、143.23 億円(支出総額ベース)であり、同年における有償資金協力全体の約1.5%を占めている。2013 年中に交換公文に署名した有償資金協力のうち最大の案件は、2013 年11 月に署名した、コスタリカに対する「グアナカステ地熱開発セクターローン」(供与額:560.86 億円)である。
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2013 年の中南米地域に対する無償資金協力総額は、71.44 億円(支出総額ベース)であり、同年における無償資金協力全体の約1.1%を占め、医療・保健、道路・港湾・通信、防災・災害等の分野を中心に供与してきた。
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2013 年の中南米地域に対する技術協力総額は、163.40 億円(支出総額ベース)であり、同年における技術協力全体の約6.0%を占めている。技術協力については、農業・農村開発、教育、医療・保健等を主な協力分野として、専門家派遣、研修員受入れ等を行った。
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