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20年東京五輪招致・英紙!
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仏司法当局が捜査!
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英紙ガーディアン(電子版)は3月1日、フランス検察当局が、今年8月のリオデジャネイロ五輪と2020年東京五輪の招致活動について捜査していると報じた。
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同紙は具体的な疑惑を示していないが、仏当局は国際陸連の前会長で国際オリンピック委員会(IOC)名誉委員だったラミン・ディアク氏の汚職疑惑を捜査しており、その一環とみられる。
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東京五輪招致では、ロシア陸上界のドーピング問題に関する世界反ドーピング機関独立委員会が1月に公表した調査報告書の中で、日本側が国際陸連などに協賛金を支払っていたと指摘。日本の関係者は不正を否定している。
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IOCのマーク・アダムス広報部長は1日、英紙の報道を受け、「今のところ(疑惑を示す)証拠は何も受け取っていないが、誰かが示せば動くだろう」と述べた。
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同関係筋によると、捜査は2015年12月に始まり、現在は不正行為があったかどうかの「実証段階にある」という。汚職疑惑に対する捜査は、国際陸上競技連盟(IAAF)のラミーヌ・ディアック元会長とその子息のパパ・マッサタ・ディアック氏に対する捜査の一環として行われている。
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セネガル人のディアック元会長は、汚職やマネーロンダリング(資金洗浄)、共謀の容疑が持たれており、現在は保釈中の身でフランスに滞在している。一方のパパ・マッサタ・ディアック氏は、選手を脅迫した容疑で国際刑事警察機構(インターポール、Interpol、ICPO)から指名手配されており、仏パリの検察が身柄拘束に向けて動いている。
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今回の疑惑を最初に伝えた英紙ガーディアン(Guardian)によると、ディアック親子は両都市と国際オリンピック委員会(IOC)の一部メンバーの仲介役を果たしたという。2020年大会の招致でディアック元会長は当初、トルコのイスタンブール(Istanbul)を支持していたが、日本のスポンサーがIAAFと契約を結んだことで考えを変えたとみられている。
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