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医科大薬学部新設で調査!
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和歌山県は、県立医科大学の薬学部新設を計画している。2021年度の開学が目標で、16年度内にも設計着手する見通し。和歌山市内の中学校跡地に開設することを検討している。16年度予算案に、施設整備に先立つ地質調査費として1100万円を新規計上している。
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6年制の薬学科で収容定員600人、入学定員100人を想定している。施設規模などは未定。18年度内をめどに着工する。薬学部の設置場所は、同大の本部キャンパス(和歌山市紀三井寺)、三葛キャンパス(同市三葛)のほかに市内中心部にある伏虎中跡地(同市七番丁、約1.3ha)の一部を活用することも検討している。
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事業を担当する県福祉保健部によると、施設配置や機能の方向性を盛り込んだ基本構想を近く策定する。順調に進めば、地質調査を経て16年度内に設計着手したい考え。
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伏虎中学校は周辺の小学校3校と統合、小中一貫校として17年度の移転開校を目指している。跡地活用については、用地を所有する和歌山市が基本構想を策定中。県立医科大の誘致のほか、市民会館(同市伝法橋南ノ丁)の移転建て替えも視野に入れている。基本構想検討業務は都市空間研究所が担当している。