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撤去期限・5月1日まで!
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愛知県稲沢市の廃棄物処理業者ダイコーが廃棄を委託された冷凍カツを横流ししていた問題で、愛知県は2月29日、この業者に対し、倉庫などに保管されている食品などの廃棄物を撤去するよう命じる改善命令を出した。
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問題の発覚後、行政処分が出されたのは初めて。
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この問題で、愛知県が、稲沢市の廃棄物処理業者「ダイコー」に対し、立ち入り検査を行うなどして調べた結果、ダイコーの本社や倉庫などからは、食品などの廃棄物が大量に見つかった。
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県は、このまま廃棄物が放置された状態が続けば悪臭が発生したり、廃棄物が飛び散ったりするおそれがあるとして、29日廃棄物処理法に基づいて廃棄物を撤去するよう命じる改善命令を出した。
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命令では、愛知県内の4つの施設から、あわせて3600m3の産業廃棄物を、5月17日までに撤去するよう求めています。
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愛知県によると、廃棄物の放置について、ダイコー側からこれまでに詳しい説明はないという。
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愛知県の大村知事は、2月29日の会見で、「廃棄物が横流しされるという前代未聞の事態は食の信頼を揺るがすもので極めて遺憾だ。今回の問題をめぐっては、すでにさまざまな法令違反の事実が明らかになっているが、すべての事実関係を確認し厳正に対処したい」と述べた。
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県は、引き続き横流しなどの実態解明を進め、最終的には、廃棄物処理業者としての許可の取り消しを含めた処分も検討することにしている。
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