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H26年分・大岩博文後援会・160万円!
H23年分・自民宇久支部・6万5000円!
H24年分・大岩後援会・10万円!
H26年分・自民宇久支部・8万円!
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現職の佐世保市議大岩博文容疑者が贈賄で逮捕されたが、どうも一地方の議員単独の単純な贈賄事件とも言えない部分が見える。逮捕されて6日、取り調べでは、全面自供をしている模様で、市長サイドへ配り損ねた100万円、佐世保市に影響力があるとみられる某県議に100万円(逮捕は免れない)、漁協組合に同意を求め数千万円払うとした内容など、このままいけば提示した対策費は合計5000万円近いのではないかと推定される。
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政治資金報告書23年度分から順次チエックしてみたが、報告書の記入は実すがすがしいほど収入がない。収入先が書いてあったのがH23年に自民県連から4万円、それ以外は収入先が記入しなくてよい範囲なのか、記入なしなのである。
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それが、100万円単位の賄賂を配って歩くという危険行為は何を意味しているのか。実際に入ってきた金は現地事業用地交渉会社社長・赤木順二氏から150万円と自民党谷川弥一衆議院議委員の支部から10万円の合計160万円である。他にも100万円ほど出ており、その金は何処から来たのだろうか。
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事業を成功させるのに大岩容疑者は先頭切って走っていたというが、島の人口2500人の中で、地権者約1000人との間で土地の賃借契約が完了した責任で事業許認可を得るようにと市長へ金を渡そうとした。のなら、大変な過ちだ。
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「太陽光パネルは高さ数mの支柱の上に設置するのでパネルの下で営農も可能」「保守管理で150人の雇用を生む」という夢のような話に島は沸き、8月までに地権者約1000人との間で土地の賃借契約が完了した。
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宇久島は、2009年から風力発電計画に揺れた離島でもある。環境保全活動する市民の会は風力発電に拒否反応を示している。「風力はダメだけれどメガソーラーなら」の論理と国策で再エネに膨大な予算が付いているからという理由で、それに群がっているメーカーと事業者、それに組する施工業者と地元下請け業者が一大推進をかけている。お定まりの自然破壊と悪しき公共工事の流れそのものなのだ。
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これで、宇久島のメガソーラー事業は頓挫することになる。佐世保市長にとって自分が贈収賄のターゲットになった以上、許可の印は押しにくくなる。
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事業者にとっては、宇久島がダメでも岩手県遠野のメガソーラがある。
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前田哲也県議のブログに、以下のような記事が載っている。
『2016年2月14日 (日)
お陰さまで無事終了
昨日(13日)は長崎、佐世保の二か所で党県連の政経セミナーを開催しました。
私自身もセミナー券の販売でご無理をお願いした方一人一人にご挨拶したかったのですが、昨日は私は講師で来崎頂いた二階総務会長付きで空港入りから出まで終日張り付いていましたのでお礼も言えず仕舞いでした。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。
二階総務会長と車中等で話す機会がありましたが、一言一言に重みがありまさにたたきあげの政治家という印象を受けました。その一方で私にでさえ気を遣った言葉をかけてくれ気づかいが凄い一面も。大変勉強になった時間を頂きました。
県・市の陳情会も行いましたが、これもまた成果大の会合となり、本県にとっても今回の二階総務会長の来県は大きなプラスであったと思います。』
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そして4日後の17日、自民党の佐世保市会議員大岩容疑者が、贈収賄で逮捕された。
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宇久島がダメでも、プロジェクトは岩手県遠野でも2500億円のメガソーラ事業が計画され、売電交渉で東北電力と交渉中である。
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.<H26年 大岩博文後援会 報告書>
<H23年 政治資金報告書>
<H24年 政治資金報告書>
<H26年 政治資金報告書>