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メガソーラで市長に100万円申し込み!
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発電会社社長は関与否定!
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政界スキャンダルの余震じゃないか!
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長崎県佐世保市宇久島での太陽光発電事業をめぐり、朝長則男市長に賄賂の提供を持ち掛けたとして、県警捜査2課などは2月17日、贈賄(申し込み)容疑で同市議大岩博文容疑者(63)=同市宇久町=を逮捕した。大岩容疑者は「間違いない」と容疑を認めている。
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逮捕容疑は2014年9月下旬~10月上旬、港湾施設占有許可などの便宜を受ける目的で、市内で朝長市長の後援会関係者の男性を介し、100万円の賄賂を申し込んだ疑い。市長は受け取りを拒否した。同容疑者は当時、事業誘致推進協議会の代表を務めており、関係者に「事業が頓挫したら困ると思った」と話していたという。
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佐世保市宇久島で計画されていた太陽光発電事業「宇久島メガソーラーパーク事業」を巡る贈賄申し込み容疑で逮捕された大岩博文容疑者(63)は、唯一の宇久島出身の市議。
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佐世保市内の朝長市長の後援会事務所で後援会の関係者の男性に対し宇久島メガソーラーパーク事業に関する許認可申請などの手続きが迅速かつ円滑に運ぶよう朝長市長から有利な取り計らいを受けるため現金100万円の賄賂を受け取るよう申し込んだ疑い。
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大岩容疑者は「市長に渡せば分かるから」と100万円を市長に渡すよう頼んで預けたという。そのあと、関係者が朝長市長の自宅に連絡し朝長市長の妻が市長に経緯を伝えたところ市長は「そんなのは受け取れん、断れ」と指示し、数日後、100万円を大岩容疑者に返した。
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宇久島メガソーラーパークは総事業費約1500億円をかけて宇久島に世界最大級のメガソーラーを設置する事業で市長には港の使用許可など100項目以上の許可権限があった。
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島の新しい産業として期待されていて大岩容疑者は以前、このメガソーラーパークの誘致推進協議会長を務めるなど事業の推進に深く関わっていた。動機については14年9月、九州電力が太陽光発電などの再生可能エネルギーの買い取りを中断すると発表したことで事業が進まなくなると懸念し犯行に及んだと供述している。捜査本部は17日までに大岩容疑者の自宅や佐世保市議会の議員控室、車など合わせて12カ所を家宅捜索し、関係書類やパソコン、携帯電話、通帳などおよそ700点を押収した。今後は100万円の金の出どころなどが焦点となる。当時の政治資金収支報告書によると、この頃、大岩容疑者の後援会にメガソーラーパークの用地の借り受けなどを行う会社の社長から150万円の個人献金があった。この年の後援会への献金は、このほかには大岩容疑者の所属する自民党長崎県連以外になく、警察では朝長市長に渡そうとした現金100万円との関連を調べている。
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大岩容疑者は18日夜、代理人弁護士を通じて佐世保市議会議長宛てに議員辞職願を提出し許可さた。辞職理由は「一身上の都合」としている。
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疑問は残る。なぜ長崎の舞台なのが、山口県との合同捜査で、本部が山口県なのか。宇久島でメガソーラ事業の工事は大林組JVであり、乗り込み工事の一部は始まっている。大林組といえば、金子原二郎参議員議員のお抱えゼネコンだ。
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単なる大岩元市議の勇み足とは言えない。あちらこちらに100万円単位の金がばらまかれ、受け取った一部の議員は事情聴取されている。
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激震の前の余震だという人もいる。根は深く、政界を巻き込んだ大きな事件の予感もする。
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