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不正資金引き揚げ!
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1月26日の株価急落、その背景について、中国メディアで様々な見解が浮上。
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なかでも、21世紀経済報道では、「投資家心理の悪化が最大の要因」とする専門家らの見方を紹介すると同時に、中国農業銀行(1288/HK)で先ごろ発覚した行員の手形横領事件も一因とする見解を掲載した。この横領事件で不正に入手した資金が株式投資に利用されていたとされる。今回の事件を受け、中国当局が監視の目を強化する事態で、後ろめたい資金が市場から逃避している可能性があるという。
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農業銀の事件は、1月21日に複数メディアが報じたもの。北京支店の行員2人が銀行引受手形を不正に入手していたとされる。この報道を受けて農業銀は22日、手形業務に絡み、39億1500万人民元(約700億円)に上る損失リスクを抱えていることを明らかにしたが、詳細には言及していない。
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26日の上海総合指数は、前日比6.42%安の2749.79ポイントで取引を終え、約1年カ月ぶりの安値を付けた。政府系資金の出動目安とされていた2850ポイント(昨年安値)を割り込でも買い支えの動きが見られず、投資家心理がさらに悪化したと指摘されている。
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2月初旬の春節(旧正月)連休を前に参加者が減少するなか、当面は不安定な相場展開が続く見通し。上海総合指数は新たな下値メドを探る展開が予想されている状況だ。市場関係者の間では、節目の2600ポイントや2500ポイントが目先の底値になるとの見方が出ている。
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