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設計担当・内藤建築事務所!
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303床の整備工事・16年度上期に!
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国立病院機構村山医療センター(東京都武蔵村山市)は、新病棟整備工事をWTO(世界貿易機関)対象の一般競争入札として、2016年度上期にも公告する予定だ。新病棟は、急性期から回復期、慢性期の3つの病床機能で構成し、計303床の規模。地域包括ケアシステムに応じた病床配分や、骨・運動器疾患センター(仮称)機能としての充実・強化などが特徴。基本・実施設計は内藤建築事務所(京都市)が担当している。今秋にも着工、17年の完成を予定している。
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新病棟は、脊髄損傷患者の在宅療養への移行を見据え、病床数を80床から60床に縮減する。一方、在宅復帰・社会復帰に向けた回復期リハビリテーション病棟を充実・強化するため、40床から50床に増加。また、リハビリテーションを含めた在宅復帰に向けた地域包括ケア病棟を充実・強化するため、44床から50床に増やしている。このほか、脊椎・脊髄分野、人工関節分野での高度専門性を生かした手術体制の強化や診療内容の充実・強化に伴い139床の一般病床を、HCU(高度治療室)4床を含む143床に増床する。
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【規模】
S造かRC造で6階建て延べ約1万㎡。高層階に急性期、低層階に回復期・慢性期を配置する。1階に回復期リハビリテーション病棟(50床)、2階に障害者病棟(脊髄損傷病棟)(60床)、3階は地域包括ケア病床(50床)を設け、4階から6階が一般病床で4、5階が各50床、6階がHCU床4床を含む計43床で、計303床を計画している。
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内藤建築事務所は、基本・実施設計のほか、工事監理業務も行う。同センター(武蔵村山市学園2-37-1)の新病棟は、現病棟が築後40年以上経過し、老朽化したことから一部施設を取り壊した跡地に計画。新病棟整備後は、外来診療・管理部門などの老朽建物について順次建て替え整備を計画している。
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