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 2023.11.11.
熊本・小国町:前建設課長と建設会社社長を贈収賄で逮捕!
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土木舗装工事めぐり約52万円分"接待"か!
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落札は町指名の9業者・2022年4月以降の137件!
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町発注の工事の約2割を伊藤組が受注・11月7日伊藤組 指名停止!
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2025年度・土木舗装発注20件・9社指名今後も変わらず!
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 熊本県小国町発注工事の指名業者から高額な飲食接待を繰り返し受けたとして、熊本県警は収賄の疑いで、同町前建設課長の小野昌伸(60)を逮捕する方針を固めた。県警は5日朝、男性職員を熊本北合志署に任意同行。贈賄の疑いで同町の建設会社の伊藤英志社長にも任意同行を求めた。
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 11月5日、小国町の公共工事をめぐり飲食や宿泊の接待があったとして、町の職員と建設会社社長の男2人が逮捕された。
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 贈賄の疑いで逮捕されたのは、小国町の建設会社社長・伊藤英志容疑者(60)。収賄の疑いで、小国町の前建設課長・小野昌伸容疑者(60)も逮捕された。
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小野容疑者は、町の建設課長を務めていた2023年6月~2024年12月にかけて、伊藤容疑者から飲食や宿泊あわせて29回、約52万円相当の接待を受けた疑いが持たれている。
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 警察は、小野容疑者が町が発注する土木工事などの指名競争入札への参加業者に、小国町建設業協会に所属する9社を選定したことなどの見返りだったとみている。
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 町の建設業協会の会長を務め、小野容疑者と同じ中学校の後輩だったという伊藤容疑者。警察は「捜査に支障がある」として2人の認否を明らかにしておらず、町も関わる談合が行われていた可能性も視野に捜査を進める方針。
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 県警は職員が社長から繰り返し接待を受けていたとの情報を得て、25年5月以降、本人から事情聴取し、通帳やスマートフォンの任意提出を受けるなどして裏付けを進めていた。
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 小野昌伸氏は7月、新聞社の取材に「高価な飲食店に何度も連れて行ってもらった。県警から見せられた明細書には自分でも驚く金額が書かれていた。公務員として利害関係者から接待を受けるべきではなかったと反省している」と話していた。
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収賄の疑いで逮捕された小野昌伸容疑者が町の建設課長を務めていた2022年4月からことし3月のうち、資料が公開されている2022年10月以降、土木工事や道路舗装工事など137件に入札していたのはすべて町内の建設業者9社でした。
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小国町が行っていたのは「指名競争入札」と呼ばれる町があらかじめ指名した業者だけで行う入札です。現在指名されているのは、いずれも町の建設業協会に所属する9つの業者で、町外の業者が入札に参加することはできない。
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 町の担当者は、指名競争入札を実施していることについて「町内の業者の育成のため」としていて、「少なくとも1990年代から町内の業者だけで指名競争入札が行われている」とコメントしています。そして今後も指名競争での入札を続ける方針としています。
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 町によると、伊藤容疑者の会社が落札した工事の中には、5年前の熊本豪雨に伴う復旧工事も含まれていた。
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小国町・渡邉誠次町長
「私としては、両方とも本人を知っていますので小さい頃からの付き合い、その延長線上であると正直認識をしていた。お騒がせをしていることにお詫びをしなければならない。早急な判断は控えさせていただいて今後の状況や(捜査や裁判の)推移をみて事情を確定させたうえで処分などを考えていきたい」
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 県警が5日、建設会社の家宅捜索を行った。午後5時半ごろ、県警の捜査員が役場に入り、家宅捜索が続いています。公共工事をめぐる贈収賄事件で、小国町に捜査のメスが入った。また、伊藤組へ家宅捜索をしていた捜査員が、建設会社から家宅捜索を終えた捜査員が出てきた。
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 収賄の疑いで逮捕された、小国町の前・建設課長小野昌伸容疑者と贈賄の疑いで逮捕された「伊藤組」の社長伊藤英志容疑者が6日、身柄を熊本地検に送られた。
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小国町・指名停止

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