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   2025.05.14.
  高知市 大永造船・横領:元従業員2人・57万円着服で再逮捕!  
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15年間で8700万円着服!
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1人は否認!
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 5月1日、高知市の造船会社の元従業員2人が57万円を横領したとして再逮捕された。会社の調査では、2人の着服総額は15年間で8700万円に上るという。
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 業務上横領の疑いで再逮捕されたのは、高知市仁井田にある「大永造船」で総務経理部長だった廣見崇容疑者(53)と、執行役員を務めていた久保智容疑者(74)。
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 2人は共謀して、2022年8月、高知市内の銀行で会社の金57万2000円を引き出し横領した疑いが持たれている。この事件をめぐっては4月8日、会社の金79万2000円を横領した疑いで逮捕(いずれも起訴済み)されていて、2人は共に容疑を認めていた。2022年11月に被害届を提出し、2人は2023年5月に懲戒解雇されました。
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 警察によると、今回、廣見容疑者は容疑を認めているものの久保容疑者は「金を受け取っていない」と否認しているという。大永造船の社長は「社内調査で把握した2人の着服総額は8700万円に上る」と話している。
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 榊原社長は、「執行役員の権限集中と経理業務の属人化」が発覚の遅れを招いたと述べ、今後は税理士を含めた4名体制での経理管理を行い、コンプライアンスの強化を図るとしています。
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大永造船によりますと2人は共謀し、2007年から15年間にわたり大きく3つの手口で着服を繰り返していた。
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1.架空の業者名で請求書をつくり、現金小切手を振り出す。
2.架空の貸付金を計上して不正に経理処理する。
3.元執行役員の自宅の改修工事の代金を仕事の経費として偽装する。
という手口です。2人の着服による会社の損害はおよそ8700万円に上る。
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 発覚したきっかけは経理担当の男性が2023年7月から体調不良を理由に長期間、休職したことで、その間、経理を代行した社員が不正に気づき大永造船は2023年11月、被害届を提出。県警は業務上横領の疑いで捜査。
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大永造船の榊原 英之社長は社員による長年の着服に気づけなかった原因として「業者との取引を仕切る執行役員の権限が大きかったこと、経理担当を信用し1人に任せてしまったこと」と話しました。
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元経理担当の代理人は「横領の一部は認めるが横領した金額については争う」、元執行役員の代理人は「横領はしていない。裁判で全面的に争っている」と主張している。
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