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「宇佐、豊後高田、国東」は12月20日、宇佐市西大堀に建設中の広域ごみ処理施設の利用開始を当初計画から5カ月遅れの2025年12月に延期すると発表。
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大分県宇佐市、豊後高田市、国東市の3市による広域ごみ処理施設の工事が宇佐市西大堀で始まった。2007年の広域事務組合設立以降、混迷を深めた事業。供用開始は25年7月の予定で、当初の計画から約6年遅れる。
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総事業費は約139億1千万円。約4.1haの敷地に焼却棟やリサイクル棟、管理棟、多目的広場などを設ける。1日当たりの処理能力は、2基の炉を備える焼却棟が96トン、リサイクル棟は10.3トン。施設で発生する熱は場内の設備稼働に活用し、余った熱は隣接地に宇佐市が計画する都市公園に供給する。
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新しいごみ処理施設から最も遠くなる国東市には、既存の焼却施設の隣接地に中継施設を新設する。
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各市で稼働する焼却施設の老朽化を踏まえ、共同で処理しようと広域事務組合が設立されたのが07年9月。当初の建設予定地は地元から反対の声が上がり、再公募で現在地に決まった。
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その後も不正入札を疑わせる情報が寄せられて入札が中断したり、工事契約議案が組合議会で否決されて白紙に戻ったりした。
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建設地であった起工式には、関係者約80人が出席した。式典で、組合管理者の是永修治・宇佐市長は「循環型社会の構築を目指す上で、大変大きな役割を担う」とあいさつ。報道陣から、組合設立から16年の紆余曲折を問われると、「感無量だし、ご心配をおかけした圏域の住民が安心して過ごせるように、きちんと稼働させたい」と答えた。
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