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広島市は、JR西日本が実施する広島駅ビルの建て替えに合わせ、南口広場の再整備や路面電車を高架で駅ビルに乗り入れる整備などを進めている。
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広島市の事業である広島駅南口広場の再整備について総事業費が、資材価格の高騰や人件費の増加、施工内容の変更などに伴い、現時点で520億円に膨らむ事が分かった。完成までの2年間、市当局は追加事業費が発生しないとは一言も言っていないことは、今後も増額があるのだろう。
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当初事業費は155億円だったが、その後、ペデストリアンデッキの拡張や大屋根の設置などにより、2021年の事業着手時には360億円に変更されていた。
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事業全体の工期についても、ビッグフロントひろしまとを結ぶペデストリアンデッキ等の完成が2年遅れ、2028年度末になる見込みだ。
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11月22日の定例会見で松井市長は、
▽資材や労務費の高騰
▽安全対策に伴う工法の変更などから、160億円増えて520億円になることを明らかにした。
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広島市 松井一実 市長
「現下の経済情勢の中で『だ円形の都心作り』を確実にやっていくために欠かせない重要な事業です。断固やり抜きたい」「国がデフレ脱却を主導してきたわけですから、補助をお願いしようと思っている」と述べた。
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JR西の広岡研二・広島支社長は、会見で「近年、急に資材価格が上がった。工期が延びるのも安全確保のために仕方がない」と述べた。
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広島市は工法の変更に加え、作業員の人手不足などを受けて、全ての事業が完了するのは、予定より2年遅れの2028年度となる見込みという。
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