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水戸市大工町1丁目で10月9日、下水道管が破損して歩道や車道の一部が陥没した。周辺を通行止めにして、市が復旧作業を進めているが、1週間程度かかるもよう。
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市によると、同日午前8時ごろ、市民や職員から連絡があって判明。陥没箇所は幅2m、長さ5m、深さは最大5mに及んでいた。けが人はなく、断水などの影響もないという。
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地中を通る下水道管に亀裂が入り、漏れた下水の影響で周辺の土が流されて空洞ができたためとみられている。
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現場は市の中心部で、ホテルなどが並ぶ。10日には、作業員が地中にある電気やガスなどの共同管を保護するなど、復旧作業を続けていた。
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同市中心部では1953年以降に下水管が設置され50年以上たち、老朽化が進んでいる。全国各地、上下水道の老朽化は進んでおり国交省統計でも「膨大な既存施設の老朽化」のデータが示されている。
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図1
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同省の「維持管理の実態」データでも大都市での管路施設の点検調査は大きく実施されているが、老朽化管路施設の多い政令指定都
市が最も実施しているが全管路の2~3%程度。また、点検・調査実施都市数では、平均2~3割にとどまる。とされており、今後も陥没事故は発生していくだろう。
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図2
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同省でも、「下水道施設に起因する道路陥没」は全国で多発(年間約4,000~5,000件)しており、人や車両が転落するなど深刻な事故につながるケースも発生。と警告している。
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図3
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