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酒田港港湾計画改訂(「基地港湾」の指定に向け)
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港湾は、人や物の流通拠点としての交通面、背後用地を活用した産業面、海洋レジャーや防災空間としての生活面など、経済と密接な役割を担うものです。この港湾の短中期的な整備計画の方向性を示すものが港湾計画になります。山形県が管理する酒田港は、賑わい・憩いの場としてだけでなく、地震防災対策、産業の集積や発展、経済の拠点として、県民の皆さんと切り離せないものです。
現在の酒田港港湾計画は、令和2(2020)年2月に大きな見直しを行いました。
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令和5年12月、洋上風力発電設備等の設置及び維持管理の拠点となる「基地港湾」の指定に向け、一部変更を行いました。
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酒田港「基地港湾」に指定!
洋上風力発電事業化に向けた拠点に 経済効果も期待
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洋上風力発電の事業化に向けた拠点として国は4月26日、酒田港を「基地港湾」に指定しました。港の設備の充実や洋上風力発電事業の促進が期待され、それに伴う経済効果も見込まれています。
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国土交通省の担当者が吉村知事を訪問し、「基地港湾」の指定書を手渡した。
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吉村知事「この度の指定によって基地港湾として酒田港が活用され、遊佐町沖などの洋上風力発電事業が大きく前進すると思う」
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「基地港湾」は洋上風力発電の建設や維持管理の拠点として国土交通省が指定するもので、これまでに全国で5港が対象となっています。県は洋上風力発電の事業化に向け、酒田港を「基地港湾」に指定するよう国に要望していました。
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指定を受けることで港の設備の充実や洋上風力発電の建設が促進され、経済効果が期待されます。
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「基地港湾」の指定に先立ち国は今年度、酒田港の大浜西埠頭の機能強化事業に26億1000万円の予算を配分しています。今後、大型貨物船の入港に対応するための工事や洋上風力発電施設の組み立てに必要な用地の整備などを進めていく方針です。
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基地港湾の指定を受け、酒田市の矢口明子市長は「基地港湾として酒田港が活用され、洋上風力発電の導入が促進されることを期待している」とコメントしました。また、遊佐町の松永裕美町長は「物流や人材・雇用確保など今後の産業界に大きく波及していくことを期待している」とコメントした。
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酒田港、洋上風力発電基地港湾整備で着工!
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山形県と国土交通省東北地方整備局は、酒田港(同県酒田市)を洋上風力発電に用いる巨大風車を組み立てて積み出す拠点とするための工事の着工式を開いた。3万トン積める大型貨物船が着岸できる長さと水深を備え、1㎡あたり約35トンの重さにも耐える岸壁などを2027年度末までに整える。総事業費は122億円。
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8日の式典で吉村美栄子知事は「整備着工で大きな一歩を踏み出した」と力を込めた。そのうえで「洋上風力発電は事業規模が大きく、関連産業への波及効果も大きい。地域経済の活性化に寄与すると大いに期待している」と述べた。
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