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日本郵便近畿支社は9月3日、郵便ポストの交換を委託した業者が滋賀県と京都府内の計約480カ所で安全性を満たさない不適切な工事をしていたと明らかにした。古い柱を途中で切断して新しい柱を溶接で継ぎ足すなどしていた。既に正しい工法で交換を済ませた。
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同社によると、交換工事は地中に埋まっている柱を交換し、新しい柱をモルタルで固定する工法を指定していたが、大津市の委託業者は古い柱を完全に交換しないだけでなく、投函口がある箱の部分だけ交換する工事もしていた。
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2023年8月、京都市上京区でトラックがポストに衝突する事故があり、別の業者が不適切な工事の痕跡を見つけて発覚した。
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倒れたポストの柱の断面が不自然だったことなどから、日本郵便がこのポストの設置経緯を調べたところ、ポストの交換工事を請け負っていた大津市の業者が契約にない工法で工事をし、安全性を保てていない状態だった。
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日本郵便によると、ポストの交換工事では、ポストの柱ごと交換するなどの取り決めをしているが、この業者は、古い柱に新しい柱を継ぎ足すような施工をしていたという。
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この業者が2018年10月以降に請け負っていた京都府と滋賀県内の670ヵ所のポストの設置状況を調べたところ、480カ所で不適切な施工が確認されたため、日本郵便はこのすべてのポストを取り換えた。
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